39.9℃を記録した島原の夏。「日傘をさす」ように、家にも日よけを
2026年の夏、島原は
これまでにない暑さに見舞われました。
8月3日の最高気温は39.9℃。
島原の観測史上1位を記録し
その前後も38℃前後の
厳しい暑さが続きました。
エアコンをつけているのに、窓の近くだけ暑い。
朝から日差しが入る部屋は
早い時間から室温が上がる。
カーテンを閉めていても
窓際からじわじわ熱を感じる。
40℃に近い環境では
エアコンだけで暑さをしのぐには
難しいことが分かった夏でした。
前回のブログでは
エアコンの「〇畳用」という表示をきっかけに
同じ広さの部屋でも住宅の断熱性能や窓や
日当たりによってエアコンの
効き方が変わることをお伝えしました。
今回は「そもそも家に入ってくる熱を減らす」
について解説します。
ヒントは、夏に私たちが使う日傘にあります。
日傘は身体を冷やしているわけではありません。
ここ数年、日傘を使う人を見かけるのが
当たり前になってきました。
以前は女性の日焼け対策
というイメージが強かったものの
今では暑さ対策として男性にも広がっています。
気象予報会社の調査でも、日傘を持つ男性が
増えているというデータが報告されています。
なぜ日傘をさすと涼しく感じるのでしょうか。
日傘から冷たい風が出ているわけでも
周囲の気温が下がるわけでもありません。
理由はシンプルで、強い日差しを
身体に届く前に遮り
自分の周りに日陰をつくっているからです。
環境省の測定によると
ひなたに比べて日傘の下では
暑さ指数(WBGT)が1〜3℃ほど
低下するそうです。
また、日射を99%以上カットする
日傘を使った実験では
帽子のみの場合に比べて
発汗量が約17%減ったという結果も出ています。
ウェザーニュースの記事では
真夏の直射日光下で
頭髪の表面温度が55℃前後まで上がった例が
日傘を使うことで40℃前後に抑えられた
という例も紹介されていました。

つまり日傘は
「暑くなった身体を冷やす」のではなく
「そもそも暑くならないようにする」
ための道具なのです。
この考え方は、住まいにも
そのまま当てはまります。
夏の強い日差しは
窓を通って室内に入ってきます。
床や家具、壁に当たった光は熱に変わり
室内に少しずつ蓄積されていきます。
そして室温が上がったところで
エアコンがようやく
熱を外へ運び出す仕事を始めます。
前回お伝えした「エアコン+家の性能」
という考え方は、まさに
この流れを踏まえたものでした。
では、エアコンが
処理しなければならない熱そのものを
もっと手前で減らせたらどうでしょうか。
人の場合は「日差し→日傘→身体」。
家の場合は「日差し→日よけ→窓→室内」。
人に日傘があるように、家にも日傘があると
強い日差しを室内に入る前に遮り
室温上昇を抑えます。
島原で気をつけたいのは「西日」だけじゃない
窓の暑さ対策というと
よく「西日対策」が話題になります。
もちろん西向きの窓から入る午後の日差しも
住宅を暑くする大きな原因の一つです。
ただ、島原市の場合は
地形の特徴も考えておきたいところです。
島原市は東側に有明海が広がり
市の中央には眉山
西側には普賢岳や平成新山を含む
雲仙岳がそびえています。
そのため、住んでいる場所や周辺環境によっては
夕方になると太陽が山の方向に隠れ
平野部のように遅い時間まで
西日を受け続けない住宅もあります。
だからこそ島原の暑さ対策では
「西日だけ」ではなく
その家のどの窓に
何時ごろ強い日差しが入っているのか
を見ることが大切だと考えています。
朝から日差しが差し込む東側の窓。
日中ずっと日射を受ける南側の大きな窓。
庇や日陰になる建物が少ない窓。
同じ島原市内でも、家の向きや周囲の建物
山との位置関係によって条件はさまざまです。
「この時間になると、この部屋が暑い」
と感じた場所こそ来年に向けて
チェックしておきたいポイントです。
カーテンを閉めているのに暑いのはなぜ?
「カーテンを閉めればいいのでは」
と思われるかもしれません。
もちろんカーテンや
室内のブラインドも日差し対策として有効です。
ただ、夏の暑さ対策では
「どこで日差しを遮るか」が
とても重要になります。
カーテンの場合
太陽光は一度窓ガラスを通り抜けてから
室内に入ってきます。
一方、窓の外側に日よけを設置すれば
熱が室内に入る前に遮ることができます。
LIXILによると
夏の冷房時に室内へ入ってくる熱の約70%は
窓などの開口部からで
日差し対策は部屋の外側で行うほうが
効果的とのことです。
これは日傘とまったく同じ理屈です。
強い日差しを身体に受けてから
何とかするのではなく、日傘で先に遮る。
住まいも同じように
「入ってきた熱を冷やす」
だけでなく
「入ってくる前に遮る」
という発想ができます。
LIXIL「スタイルシェード」は、いわば"家の日傘"
この「家の日傘」を実現する方法の一つが
LIXILの外付け日よけ
「スタイルシェード」です。
スタイルシェードは
窓の外側で日差しを遮る商品です。
LIXILによると
一般複層ガラスの窓に使用した場合
窓から入る太陽熱を
約83%カットするとされています。
(実際の効果は住宅の条件によって変わります)

室温の上昇が抑えられることで
エアコンの効率が上がり
冷房費の軽減にもつながる点も
LIXILがスタイルシェードの特徴として
紹介しています。
ここで押さえておきたいのは
スタイルシェードそのものが
部屋を冷やすわけではないということ。
日傘と同じで、強い日差しを遮って
「暑くなりにくくする」ためのものです。
暑くなってから
エアコンだけに頑張ってもらうのではなく
エアコンが処理する熱そのものを減らす。
前回お伝えした
「エアコン+家」という考え方にも
そのままつながっています。
9月に入ると、真夏ほどの暑さを感じる日は
少しずつ減ってきます。
すると不思議なもので
「どの部屋が暑かったか」
「何時ごろ日差しが強かったか」
「どの窓のカーテンをいつも閉めていたか」
といったことも
少しずつ記憶から薄れていきます。
だからこそ、暑さの記憶がまだ残っている
今のうちに、一度猛暑だった
ご自宅を振り返ってみてください。
朝から暑かった部屋。
昼になると近づきたくなかった窓際。
エアコンをつけていても熱を感じた場所。
そこに、来年の暑さを少し楽にするヒントが
眠っているかもしれません。
前回のブログでは
最新のエアコンを選ぶことと合わせて
エアコンが働く「家の性能」を
見ることの大切さをお伝えしました。
そして今回お伝えしたかったのは
どれだけ冷やすかだけでなく
どれだけ熱を入れないか。
という考え方です。
LIXILリフォームショップ星野建設島原店では
家の向きや窓の大きさ
日差しの入り方を確認しながら
スタイルシェードをはじめ
ご自宅に合った暑さ対策をご提案しています。
当店にはLIXILリフォームコンシェルジュ
認定スタッフも在籍しています。
「どの窓を対策すればいいか分からない」
「カーテンだけで十分なのか知りたい」
「とにかく暑かった部屋を、何とかしたい」
来年からは涼しい家を目指している方は
お気軽にご相談ください。
人には日傘。家には日よけ。
今年の夏を振り返りながら
来年の島原の夏を
少し快適にする準備を始めてみませんか。
LIXILリフォームショップ
星野建設 島原店
住所:長崎県島原市田町691-1
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