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ヒートショックは温度差に注意!症状と対策を知ってリスクを回避

ヒートショックとは?

寒さが増してくるこれからの季節、寒い浴室や脱衣所などに移動する際に気を付けたいのがヒートショックです。 ヒートショックとは、急激な温度変化に身体がついていけず、激しい血管の収縮による血圧の変動が起こり、
心筋梗塞や脳卒中といった重い症状を引き起こすことを言います。
今回は命に関わる危険なヒートショックについてご紹介したいと思います。  

ヒートショックによる死亡者数

海外の浴室死亡者数比較 ヒートショックが原因と推測される入浴中に亡くなる人の数は年間で19000人との推計があり、そのほとんどが65歳以上の高齢者となっています。
なぜ推計なのかというと、入浴中の転倒や気絶などの事故と区別がつき辛く、全て含まれているためです。
しかし、気温が下がる冬場の入浴中の死亡者数はその他の時期と比べて何倍も多く、冬場の入浴中の事故には、温度差が引き起こすヒートショックの影響が大きいと推測されます。
入浴中に亡くなる人の数は年々増加しており、2020年には交通事故死者数2839人の6.7倍にも上りました。
日本での入浴中の死者数は諸外国に比べても高く、暖かいリビングと寒い浴室や脱衣室などの温度差がその原因であると考えられています。
高齢者の事故による死因別死亡者数  

日本でヒートショックが多い理由

日本は、他の先進国と比べると一世帯当たりのエネルギー消費量が少ない国です。 日本は消費エネルギーが少なくて優秀な国に思えますが、実際には日本人は他の先進国に比べて家の中で暑さ、寒さを我慢して暮らしているため、エネルギー消費量が少ないということがライフスタイルの調査から分かっています。
他の先進国では住宅の断熱性能に力を入れており、さらに家の中を全館空調しているため、健康被害のリスクが低くなっています。
それに対して日本では、リビングなど人がいるところだけを暖房しますが、脱衣所などの非暖房室は外気温に左右されて、10℃以下しかないような状況を我慢して暮らしています。
これが他の先進国に比べて、ヒートショックで亡くなる人が多い原因になっているのです。 欧米では「寒さは人を弱くする」と考えられ、室温が低いことで健康に害を及ぼすさまざまな症状が発症することから、部屋の温度を高くして暮らすことを国を挙げて行っています。
暖房費はかかるが、その分医療費が減るという考え方に基づくものです。 そのため、冬の時期は暖房をつけっぱなしにし、一ヵ所に設置された熱源装置からその建物全体を暖めるセントラルヒーティングが一般的です。
一方日本においては、家中を常に空調するという考え方はあまり受け入れられておらず、エアコンは居室向けの設備として、リビングや寝室、子ども部屋などで使用されています。
そのため、リビングや寝室などエアコンのある場所と廊下やトイレ、脱衣室などエアコンのない場所に温度差が生じてしまっているのが現状です。

では、ヒートショックを引き起こさないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。 住宅などで暖房に必要な熱量を計算する際に用いる指標  

ヒートショック対策

ヒートショックを防止するには、家の中で出来るだけ「温度差がない状態を作る」ことがとても重要です。

入浴前に脱衣所、浴室を暖める

入浴前に浴室を暖める 浴室に暖房設備がある場合は、事前に脱衣所や浴室を暖めておきましょう。 暖房設備がない場合は、お風呂の蓋を開けたり、シャワーで浴室内を暖めることも有効です。  

各部屋ごとに暖房器具を設置

入浴前に脱衣所を暖める 廊下や玄関のようにエアコンが設置しにくい場所にも、床暖房やパネルヒーターを設置するなど、さまざまな暖房設備を上手に使い分けたり、組み合わせたりすることで快適な温度を保つことができます。  

家の断熱性を上げる

断熱性を向上させることにより、部屋間の温度をほぼ一定に保ち、健康的で快適な暮らしを実現します。
新築住宅はもちろんですが、断熱性能向上リフォームにより、高い断熱性を実現し健康リスクを回避することができます。
現在では、従来の壁や床を一度壊す大掛かりなスケルトンリフォームのほかに、住みながら断熱改修が行えるカバー工法リフォームもあります。

まとめ

欧米諸国は家全体を暖める事が主流なのに対して、日本はリビングや寝室など人がいるところだけを暖め冬は寒くて当たり前というのが一般的でした。
ヒートショックなどの健康被害を防ぐためには非暖房室の温度を上げ、暖房室との温度差を少なくすることがとても重要です。
毎日の快適な暮らしと家族の健康のため、住宅の断熱性・気密性に関心をもって頂き、理想的な暮らしを実現して頂けたらと思います。

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