LIXILリフォームショップハウズ 武蔵野店

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A様邸設備機器改修+配管更新工事その②(施工編)

こんにちは。

大久保です。

今回はA様邸の紹介の第二話目となります。今回で一気に終わらせてしまう予定です。施工開始から完了まで実働21日での施工となりました。では写真を交えて施工進行を紹介させていただきます。

【前回までのおさらい】

・計画平面図

・配管更新イメージ

詳細はその①のブログをご参照ください。

スタッフブログ | ハウズ 武蔵野店|東京都|住宅リフォーム・リノベーション専門のLIXILリフォームショップ

【工程表】

10月4日に養生施工からスタートして、10月29日で完工の予定となる工程です。マンション施工でしたので日曜及び祝日は完全休工となります。黄色部分は設備使用不可期間です。在宅の場合はこの使用不可期間を事前に明示させていただく事が必要になります。わかってれば、この期間の対応方法もお施主様に考えていただけます。浴室は10月7日~10月16日まで、洗面台は10月5日~10月19日まで、洗濯機は10月7日~10月19日まで使用不可となります。トイレは施工済みでしたので今回の配管更新及び内装施工にあたり脱着での対応となります。10月11日に便器を取り外しして、この11日と12日で浴室・洗面室・洗濯機・トイレ(撤去済み部分)の配管とキッチン(設置のまま)の一部配管までを一気に更新させていただきます。夜間トイレが使用出来ない状態となる11日のみ外泊いただく工程となります。今回の肝は10月12日までに配管更新をほぼ完了させる事と浴室を10月16日の夜から使用可能な状態にする事の2点となります。ここまで終えれば、あとは標準的な施工となりますので後半のキッチン交換や内装工事はA様のご負担少なく対応出来る予定です。最初の1週間が勝負です。

【施工前】

・ユニットバス

・洗面室

・トイレ

・キッチン

今回は配管更新をメインに据えたブログなので施工前の設備などの説明は割愛させていただきます。

・施工1日目

【施工養生】

長い施工期間でしたのでいつも以上にしっかりと養生をしておきました。施工中、管理人さんや住人の方からは『きれいで丁寧な養生ですね』とありがたいお言葉をかけていただきました。集合住宅の共用部はお住いの方の大切な財産ですので、施工時のみお邪魔させていただく私達は取り扱いに注意する必要ありますので!

もちろん室内もしっかりと準備しておきます。今回は施工をしないフローリングや建具もしっかりと養生をしておきました。この養生は施工完了まで残ります。施工時はこの上にさらにブルーシートを敷きます。

・施工2日目

【洗面台解体及び鏡はがし】

洗面台下の既設配管状況です。

まずは以前漏水した洗面台の撤去から行います。大きな一面鏡の取り外しありましたので、初日は洗面台解体と配管処理、それと設備職方と全体的な施工内容と流れの説明までで終わらせていただきました。

・施工3日目

【ユニットバス解体及び配管処理】

ここからが本当の戦いのスタートです。まずはユニットバスを解体します。配管処理をして、配管の選定を行い、この日の作業は完了です。

・施工4~6日目

【配管更新準備】

 

浴室の床パン下の既設配管状況になります。白の太めの管が給湯銅管、グレーの細めの管が給水鉄管、グレーの太めが排水塩ビ管、写真左真ん中から右上に伸びている細い白い管がガス管になります。マンションのユニットバスの床下などは大体このような状況になっています。

洗面床下の既設配管状況です。

キッチンへの給水系統のみ一時的に樹脂管で渡り配管をしました。床下の給水鉄管をこの時点で取れるだけ取る為の対応です。

洗濯機の移動を行い、洗面室床の解体と既設配管の取り外しを行います。キッチンへの給水と給湯は残した状態で撤去出来るところまでを行いました。

浴室の点検口設置予定箇所になります。ここにヘッダーを設ける予定です。ヘッダーとは配管を振り分ける部材です。もう少し下に行くと写真あります。

ばっちりなカメラ目線ありがとうございます<(_ _)>玄関外にある給水メーターと給湯器からの配管は玄関と廊下の天井裏を利用して配管されています。配管を行う為の作業口を開けて配管更新に向けた準備をしていきます。開口は大工さん、配管は設備屋さんとなります。復旧の事も考えて丁寧に開口してもらいました。

こちらはキッチンになります。キッチン奥にある壁の裏は浴室空間となっています。カウンター下が浴室からキッチンへの給水・給湯・排水配管の為の切り回しスペースとなっています。今回は浴室側の空きスペースを利用して配管出来る予定なので、この部分は解体し、すっきりとしたキッチン空間に変更をかける予定です。開口して壁内の状況確認もしておきました。想定通り撤去可能なカウンターで一安心。

これで配管更新に向けた条件が整いました。次の日に前半部分の施工の肝の新しい配管への切り替えを行います。

・施工7日目

【配管入替】

メーター周りの配管を取り外します。これでA様邸の湯水は全く使用できない状態になりました。勝負開始です!!

便器撤去とトイレの給水管の入れ替え準備を行います。ここだけはトイレ撤去してからでないと、施工厳しかったので事前準備から外しての対応となりました。今回便器は交換せず、脱着対応になります(6年ほど前に交換済みでまだ新しかった為)。清掃した後に丁寧に取り外し梱包しておきます。再度取付する際に消耗の考えられているパッキンなどの消耗材は新規を手配してあります。6年ほど経過しているとパッキンの劣化や変形で付け戻すと漏水の可能性があります。手摺も新設する予定だったので合わせて下地補強用の開口も行います。

その頃キッチン側ではキッチンカウンターの解体と配管の撤去作業を行っています。

浴室側では残りの給水管の撤去、キッチンへの排水経路切り替えを行っています。

廊下天井裏です。この配管切り替えの日に古い配管を撤去して、新しい配管を通し直しました。ここには全部で5本の配管が通っています。給水x1、給湯x1、追い炊き行x2(行き戻り)にガス管x1で計5本となります。マンションで天井配管されているところは構造梁に配管を通す為の穴が開いています。スリーブと呼ばれている貫通孔になります。これは建物強度にも関係する場所なので勝手に穴開けなどは厳禁です。マンション施工時に注意しなければならない部分になります。事前にしっかりと下見とプラン立て(配管経路など複合して考慮)していましたので、予定通り問題なく施工出来ました。

写真右上の方に見える部材がヘッダーになります。給水はキッチン・ユニットバス・洗面台・洗濯機・トイレで計5分岐、給湯はキッチン・ユニットバス・洗面台で3分岐となります。白い2本の管は追い炊きの行き戻りです。給湯器と循環させて追い炊きや浴槽の湯はりなどを行う為の配管です。

こちらはユニットバスの設置スペースの全景になります。ユニットバス天井裏にあたる位置にヘッダーを設けます。何か不具合あった際などにも対応出来るように点検口のあるところに設置します。今回はユニットバス天井裏ですが他には洗面台下(蹴込で隠れる範囲内)に設置する場合もあります。

洗面室の床下にあたる箇所です。洗面台と洗濯機への配管も完了しました。施工前の配管に比べすっきりとした配管状況になりました。

洗面室と浴室の間仕切り壁裏です(浴室スペースから撮影)。洗濯機用の給水配管を打ち抜かないように位置状況を撮影しておきます。あとでこの部分にバスタオル掛けを取付する予定です。

この頃トイレでは配管の入れ替え作業と大工さんの下地ふさぎ作業が終わり、内装工程に切り替わっています。さわやかなトイレ空間にされたいとの事でしたので、グリーンを基調としたベースクロスに、便器背面にタイル風のアクセントクロスのコーディネートで提案させていただきました。

トイレ用の養生を行います。設置の為とこの後の残りの施工期間中にトイレを汚さないようにする為の養生になります。これで激動の7日目の施工が無事に完了しました。この日中での便器復旧は出来ない工程でしたので、A様には外泊対応いただきました。長野の方へ家族旅行を兼ね、お出掛けいただきました。清掃→消灯し、しっかりと戸締りの確認をして作業完了です。

・施工8日目

【便器設置や大工木工事】


まずは便器を復旧します。

耐荷重タイプの紙巻器まで取付して、施工完了です。これでA様がいつお帰りになってもよい状態になりました。縦手摺の取付もありましたが、この時点では納入していなかったのでこちらは後日の施工になります。紙巻器とリモコンはA様帰宅後に位置を確認して、取付しています。間の写真無かったので・・・。

ここからは洗面室の床復旧作業になります。ユニットバス設置に際して、この部分の床があった方がスムーズに施工出来ますので、先行して洗面床を復旧します。フリーフロアという床下に空間あり、高さ調整のしやすい下地システムになります。

洗濯機上の棚設置スペースの下地補強、洗面台設置スペースの間口調整も合わせて行いました。これで前半部分の肝の工事が完了しました。

下地を汚さないようにブルーシートを敷き込んでおき、この日の作業は完了です。

・施工9日目

【ユニットバス組立作業】

天気もよく、スムーズな搬入が出来ました。

ユニットバスの設置スタートです。

床架台を設置して設備職方による排水管の接続と湯水配管の取り込みを行います。この後はユニットバス設置職人さんと再度タッチ交代して、ユニットバスを組み上げていきます。

この施工9日目時点では照明結線と換気ダクト接続など出来ていないのでまだ浴室は使えませんが、組立作業は無事に完了しました。

・施工10日目

【洗面室側の木工事】

大工さんが入り、浴室入口枠取付と壁補修、洗濯機上に設置の棚を造作して取付を行いました。電気職方も合わせて入り、浴室の残り作業も無事に完了しました。最後に湯はりや排水の試運転確認作業を行い、この日の夜から浴室使用開始となりました。

・施工11日目(休工)

施工が順調に進み過ぎてしまった為、休工とさせていただきました。 スムーズに進むようにと私も色々と手伝っていた事もあり・・・。在宅でのリフォームの場合は余裕を持った段取りをする事も必要です。突然の工程変更は後工程の関係もあり難しく・・・A様すみません<(_ _)>

・施工12日目

【洗面室内装】

洗面室の内装施工になります。まずはいつも通り下地処理からスタートです。

洗面室の内装も完了しました。洗面台と洗濯機パン設置の養生を行い、この日の作業を終えます。

・施工13日目

【洗面台及び洗濯機設備取付】

洗面台と洗濯機パンを取付します。

洗面室スペースが無事に完成しました。洗濯機上には可動棚を設置しました。あとはバスタオル掛けを所定の位置に取付して、施工完了です。これでA様邸の施工の前半部分が完了となりました。残すはキッチンとその他内装施工です。

・施工14日目

【キッチン解体及び配管】

施工前のキッチンです。配管更新時に奥にあったカウンター台は解体しておきました。

撤去して、配管の残り作業を行います。

・施工15日目

【キッチンパネル貼り+下地工事】

まずはキッチン奥壁の補修と段差調整になります。今回タイルは剥がさずに施工を行います。

キッチンパネルの加工場所になります。部屋を汚さないようにビニールで間仕切りし、加工を行います。

まずは両壁面にパネルを貼ります。

その後に奥壁にパネルを貼ります。あとはカップボード設置部の下地補強や電気配線なども合わせて行いました。

・施工16日目

【キッチン内装】

キッチンの内装を行います。

最後にキッチン設置に向けた、整理や養生を行います。

・施工17日目

【キッチン組立設置】

カウンター撤去出来ましたので、間口を最大限活かせるキッチンになります。向かって右の縦長の収納は開き扉タイプになります。日本酒などの背の高いビン類などを収納出来ます。

キッチンとカップボードの設置作業になります。これで今回の設備交換と配管更新作業は無事に完了しました。

・施工18~21日目

【残りの納め工事】

キッチンや廊下などの電気工事の納めや和室・洋室・廊下のクロス工事、洋室のじゅうたん貼替工事を行い、今回のA様邸工事は無事に完了しました。今回は配管更新がメイン紹介のブログの為、ここからの内装の施工や完了後の写真紹介は割愛させていただきます。

今回は一味違う紹介になったかと思います。配管も永遠に保てるものではありません。施工期間と施工範囲や金額規模が大きくなってしまうので中々難しいとは思いますが、築25~30年以前の建物にお住いで設備機器の交換検討されている方は、この配管更新も合わせて検討いただくと、より長く、安心に住まえるリフォームに繫がるかと思います。

これでA様邸の設備機器交換+配管更新の紹介を終えさせていただきます。長文読破ありがとうございました<(_ _)>

これで今年の私のブログ紹介のノルマは達成しましたので・・・またしばらくはお休みします。いつかまたお会いしましょう!!ではまた。

武蔵野店 平営業 大久保

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