LIXILリフォームショップハウズ 武蔵野店

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A様邸設備機器改修+配管更新工事その①(概要編)

こんにちは。

大久保です。

今回は以前トイレ工事をさせていただいたA様の設備機器改修と合わせて行った、配管更新の施工を紹介させていただきます。たしかコロナの緊急事態宣言の出る少し前の2020年2月頃だったかと思います。私の携帯にA様の奥様より『洗面台下の配管から水が漏れてしまった』と連絡が入りました。

階下にお住いの方が洗面室天井にシミを発見→連絡した事から、管理会社が調査に入り、上階にあたるA様の配管からの漏水が発覚したとの事です。漏水は洗面台下の給湯配管の銅管のピンホールが原因だったそうです。管理会社の方で最低限の対応の止水まではしてくれたのですが、洗面台でお湯が使えるようになる繋ぎ込みまでは行ってくれなかったそうです。そこで以前、トイレ交換工事をした私を思い出していただけたようで、大久保携帯に電話をしてくれたそうです。

【洗面台下配管】

洗面台の収納内の点検口からの配管状況になります。

漏水原因のピンホール部の周囲の配管の取り外しを行い、プラグ止めで止水されています。この状態だと水は使用出来ますが、お湯の使用は出来ません。とりあえずの止水処理までは管理会社の緊急工事の方が行ってくれていました。ただここから先は『お付き合いあるリフォーム業者の方か、管理会社の施工店に相談ください』と言って、帰られたそうです。これはただの放り投げではなく、洗面台も交換時期に差し当たっていたのでここで無駄にお金をかけるのではなく、将来を見越した交換検討する事の配慮までを考えての結果だそうです。

その後に連絡を受けた私の方で訪問させていただき、今後の改修計画も合わせて打合せさせていただきました。お湯が使えない冬は厳しいとの事でしたのでまずは給湯配管の接続を行わせていただきました。

【給湯配管復旧】

床下の狭い箇所での対応で出来る内容での復旧となります。プラグ止め箇所から先を樹脂管で施工して、洗面台水栓のお湯のホースと接続しました。これでお湯の使用は可能になりました。

この後に浴室や洗面室と施工をしていなかったキッチンの概案プランを作成し、施工に向けた打合せを始めたところ・・・コロナの被害拡大や緊急事態宣言の発令があり、打合せは中断となりました。リフォーム工事をするとなると様々な人がA様宅に立ち入ります。そしてプランを決めるとなると公共交通機関を利用して、ショールームに赴かなければなりません。A様ご夫妻は高齢でしたので、万が一コロナに罹ってしまうと重症化する恐れがありましたので『当面は使用出来る状態になっているので無理はせず、状況が落ち着くまでは保留にしましょう』となりました。

そうして時は流れ、私のお腹周りは大きく、元気に育ちました・・・。冗談はさておき、コロナが収束し始めたので改修計画が再スタートしました。2020年の冬から2024年の春と早いもので約4年の月日が経過していました。

A様の希望は台所、浴室、洗面室、洋室、和室の改修になります。洗面台の漏水もありましたので、合わせて漏水の心配の少ない配管への変更も出来ればとのお話もありました。築年数30年以前くらいの建築でよく採用されていた給水は鉄管、給湯と追い炊き行き戻りは銅管が現況の配管状況になります。大半の設備交換もありますし、天井配管だった事もあり、今回の施工と範囲に合わせての配管更新は問題なく出来そうです。ただ在宅での配管更新を希望されていたので・・・、段取り立ては大変そうです。そうして出来上がったのが下記計画平面図になります。

【計画平面図】

希望外だったのですが配管入替の為には廊下天井は最低限いじらないとなりません。その他に玄関に人感センサスイッチ希望などありましたので廊下の天壁内装を追加させていただき、提案内容をまとめました。これで内容も可視化出来、職方の動線も考えた工程立てが出来ます。図面を見ながら立体的に施工手順や進行を考えると、スムーズな施工分担や動線の変な交錯の少ない段取りに繋がります。

【配管更新方法】

今回はヘッダー工法を採用させていただきました。ヘッダーという振り分け部材にメイン配管を持って行き、ヘッダーから各設備に配管を振り分けする配管方式になります。写真は床配管のイメージになります。A様邸では給湯器及び水道メーターをメーターボックス内で立ち上げ→玄関天井→廊下天井を経由してユニットバス天井裏に設置するヘッダーへ配管を繋ぎ込みます。そこから壁の間やユニットバス外の空いている空間や床のふところを利用して各設備(キッチン・ユニットバス・洗面台・洗濯機・トイレ)に配管をします。ここ最近の集合住宅建築ではよく採用される配管方式です。

春から打合せさせていただき、見積もり提示や各設備プランの作成及び提示、選定予定設備のショールームでの確認で契約出来る内容確定まで3ヵ月ほどかかりました。今回は配管更新も合わせて行いますので浴室は1週間ほど使用出来なくなります。即開始だと夏真っ盛りでの施工となってしまいます。A様への負担が大きくなってしまいますので涼しくなり始めるであろう10月に施工照準を合わせて段取りを調整し、施工に入らせていただきました。夏の汗を入浴で流せないとなると辛いですからね。汗っかきの私はまず無理です。かといって寒くなり過ぎてもきついので、10~11月(または3~4月頃)にかけての施工が身体的に対応しやすい季節かと思います。

以上が今回工事の概要になります。次回のその②で設備交換と配管更新の施工をまとめて紹介させていただく予定です。ではまた。

武蔵野店 大久保

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