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冬は排水溝が詰まりやすい?自分でできる対処法

 

なぜ冬は排水溝が詰まりやすいのか?

まずは、冬に詰まりが増える原因を知ることが重要です。多くのご家庭で詰まりが集中する理由には、次のような要因があります。

 

理由1:排水管内で脂汚れが一気に固まる

冬のキッチンで最大の敵となるのが「油」。料理後のフライパンや鍋を洗う際、目に見える油はペーパーで拭き取っていても、微量の油分はどうしても排水に流れていきます。気温の高い夏場であれば、配管内である程度流れていきますが、冬は状況が一変。気温の低下によって油が配管内で固形化し、壁面にこびりついてしまうのです。

固まった油は石けんカスや食材カスと結びつき、やがてヘドロ状の塊に成長します。これが流れの悪さや悪臭、完全詰まりの原因に。

 

理由2:お湯を多く使うことで汚れがこびりつきやすい

冬は、お皿洗いもお風呂もお湯の使用量が大幅に増えます。しかし、温かいお湯が冷えて固まる過程で、汚れが配管内に逆に付着しやすくなるという逆効果があるのです。

特に浴室の排水口は、「シャンプーの油分」「石けんカス」「皮脂」「髪の毛」などが複合的に絡みつき、一冬でかなりの汚れが蓄積されます。

 

理由3:年末の使用量増加

冬の後半、特に12月は

  • 大掃除
  • 年末年始の料理
  • 来客増加

などにより、家中の水回りの使用量が一気に増えます。そのため、年間で最も排水管に負担がかかる時期なのです。

 

排水溝が詰まったら?自分でできる対処法6つ

軽度の詰まりなら自分で解消できることも多く、慌てる必要はありません。ここでは、"効果の高い順番"に対処方法をご紹介します。

 

40~50℃の「ぬるめのお湯」をゆっくり流す

キッチンの場合、軽度の詰まりであれば40〜50℃程度のお湯を少しずつ流すと、油汚れが柔らかくなって流れが改善することがあります。これは、固まった油を溶かす基本的な方法です。

ただし、熱湯(80℃以上)を流すのはNG。配管の変形や破損の原因になります。必ず"熱すぎないお湯"で行いましょう。

 


排水トラップやゴミ受けを徹底的に掃除する

キッチン・洗面所などには、食べカスや髪の毛を受け止めるための「排水トラップ」があります。これを外してみると、

  • 食べカス
  • ヌメリ
  • 髪の毛
  • 石けんカス

などがびっしり付いていることも珍しくありません。この部分に汚れが詰まっていると、水の流れが一気に悪くなるため必ずチェックしましょう。中のゴミ・ヌメリをしっかり取り除くことで、流れが劇的に改善することも多いです。

 


市販のパイプクリーナーを使う

市販のパイプクリーナーは、軽い詰まりやヌメリ汚れに効果的です。特に、次のものに効果があります。

  • ヘドロ汚れ
  • 石けんカス
  • ヌメリ

説明書どおりに使用し、指定の時間を置いてから大量の水で流します。ただし、固形化した油の塊やヘドロが厚くこびりついている場合には効果が薄いことがあります。

注意点:髪の毛の量が多い場合、パイプクリーナーは効果が出にくいため、物理的な除去が必要です。

 


ラバーカップ(スッポン)で吸引する

洗面台・浴室・トイレなど、水位が上昇するタイプの詰まりには、ラバーカップで詰まりを押し流す方法も有効です。水をある程度溜めて密着させ、ゆっくり押して一気に引く、この動作を繰り返します。

この動作を繰り返すことで、詰まりが動き改善することがあります。

 


排水ホース・洗濯機排水の詰まりをチェック

洗濯排水は、〝繊維のくず〟〝洗剤カス〟〝柔軟剤の油分〟が多く、これらは冬場に固まりやすいため詰まりの原因になりがちです。

そこで、排水ホースを外して洗うと、流れが劇的に改善するケースがあります。併せて、排水トラップも定期的に外して洗いましょう。

 


屋外の排水マスを確認する

戸建ての場合は、屋外に排水マスが数か所設置されています。フタを開けると、

  • 白い脂の塊
  • ヘドロ
  • 葉っぱや砂
  • 汚れた水

が溜まっていることがあります。屋外マスが詰まっていると、家中の排水が逆流するため定期チェックが不可欠です。

 

業者に依頼するメリット

自力で対処しても改善しない場合、無理をしてはいけません。詰まりを悪化させると、最悪の場合は床下浸水や配管破損で10万円以上の修理費になることもあります。特に以下の状態は、専門的な機材が必要になります。

  1. 水がまったく流れない
  2. 逆流や悪臭がひどい
  3. 排水マス(屋外)に汚れがびっしり
  4. 配管奥から「ゴボゴボ」と音がする

業者に依頼するメリットには、このようなものがあります。

 

メリット1:高圧洗浄で配管の奥まで一気にキレイにできる

家庭ではどうしても届かない配管の奥の奥まで洗浄できるのがプロの強み。高圧洗浄機で汚れを剥がし取り、排水管の通りを新品のように近づけます。

 

メリット2:再発を大幅に防げる

自分で行う表面だけの掃除だと、詰まりはすぐに再発してしまいます。しかし、業者に根本処置をしてもらうことで詰まりにくくなり、再発を予防することができます。

 

メリット3:配管の劣化や破損箇所を発見してもらえることも

自分では見えない部分のトラブルを発見してもらえるため、住宅の寿命を延ばすうえでも大きなメリットがあります。

 

このように、プロによる洗浄では、高圧洗浄機を使って排水管の奥まできれいに汚れを剥がし取り、再付着を防ぐことができます。

 

 

最大のポイント:詰まりは"起きてから"では遅いということ

実は、排水トラブルでいちばん多いのは「詰まってからの依頼」です。しかし、詰まりが起きるということは、すでに配管内部で汚れがギッシリ堆積している状態。こうなると、軽度のケアでは改善が難しく、費用や時間も余計にかかります。

配管は目で見えない場所だからこそ、 "定期的にプロで洗浄する"ことが最も効果的なメンテナンス です。高圧洗浄で奥の汚れを落とすと、次の詰まりまでのスパンが長くなり、悪臭・逆流・害虫発生といったトラブル予防にもつながります。

特に冬前(11〜12月)、もしくは冬が終わったタイミング(2〜3月)に一度メンテナンスをしておくと、一年間快適に過ごせます。また、自分でできる排水管トラブルの予防方法としては次のようなものがあります。

 

  • 月に1回の「排水トラップ掃除」

油汚れやヘドロが蓄積するのは、実は"最初のカーブ部分"。ここを掃除するだけで詰まりリスクは大幅に減ります。

 

  • キッチンは油を流さない

フライパンはペーパーでしっかり拭く、油を直接流さない、グリストラップ代わりの凝固剤を使うなど、この3つだけでも排水管の詰まり予防に効果があります。

 

  • 洗濯機排水は半年に1回はホース掃除

洗剤や柔軟剤が固まり、冬は特に詰まりやすくなります。洗濯機排水を定期的に掃除するだけでも、排水管トラブルを軽減することができますよ。

 

まとめ

冬は気温低下によって汚れが固まりやすく、排水トラブルが一年で最も多い季節です。軽い詰まりなら自分で対処できますが、改善しない場合は悪化する前に早めに業者へ相談すると安心です。

そして何より大切なのは、"詰まってから"ではなく "詰まる前の予防"。年1回の定期洗浄を習慣にすることで、住まいの水回りを清潔に保ち、突然のトラブルも防ぐことができます。

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