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ゴミを年末にまとめて出すのはNG?トラブルにつながるケースも

 

年末の「まとめ出し」で起きがちなトラブルとは

大掃除の時期になると、家庭から出るゴミの量は普段の数倍にもなります。
しかし、その大量のゴミを"年末ギリギリにまとめて出す"と、思わぬ問題が起こることがあります。

たとえば、

 

  1. 収集日が終わっていて回収されない
  2. 可燃ごみや不燃ごみの日を間違えて出してしまう
  3. 回収所がいっぱいで置く場所がない
  4. 年末年始の休みにより、回収再開まで長期間ゴミが放置される

 

といったケースです。

特に年末は、自治体の清掃センターや回収業者も休みに入るため、通常よりもゴミの収集回数が少なくなります。
その結果、ゴミ袋が積み重なって散乱したり、カラスや猫が荒らしてしまうなど、衛生面・景観面の問題が発生しやすくなるのです。

 

 

ゴミ出しルールを再確認

ゴミの出し方は地域によって細かな違いがありますが、基本のルールは共通していることが多いです。まずは、家庭でよく出るゴミの分別をおさらいしていきましょう。

 

燃やすゴミ

一度に大量の燃やすゴミを出すのはルール違反です。一般的に45Lで3袋までが目安とされています。それ以上まとめて出してしまうと、収集車に載せてもらえないこともあるので注意が必要です。大掃除でゴミが増えそうなときは、何回かに分けて出すようにしましょう。

 

燃やさないごみ

金属や陶器・ガラス製品などの「燃やさないゴミ」は、多くの地域で月1〜2回の回収となっています。「次の収集日が年明けだった」と後悔しないよう、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。

※スプレー缶やカセットボンベ、使い捨てライターは必ず中身を使い切ってから出してください。

 

粗大ごみ

一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは「粗大ごみ」として扱われ、事前予約が必要です。申し込みはインターネットや電話からできますが、実際に回収されるのは1〜2週間後になるケースも珍しくありません。特に年末は混みあうため、処分したいものがある場合は早めに手続きを済ませておきましょう。

 

資源ゴミ

缶・びん・ペットボトルやプラスチック容器などは「資源ゴミ」として回収されます。出すときは必ず中を水ですすぎ、しっかり乾かすことが大切です。どうしても汚れが落ちない(リサイクルできない)ものは、燃やすゴミとして出すルールになっている自治体が多いので確認してみましょう。

 

古着・古布

Tシャツやトレーナー、パーカーなどの衣類は、きれいな状態であればリサイクルに出すことができます。出す前に必ず洗濯して清潔にしておきましょう。濡れてしまうとリサイクルができなくなるため、雨が降った場合は次の収集日に出してください。

カーテンや毛布などの布製品も対象になりますが、靴やかばんは回収されないケースが多いので注意が必要です。

 

家電4品目

次の家電は「家電4品目」と呼ばれ、家電リサイクル法によって処分方法が決められています。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

購入したお店に引き取りをお願いするのが一般的ですが、ほかにも「指定引取場所へ直接持ち込む」「自治体が指定した業者へ依頼する」といった方法があります。詳しくは経済産業省のサイトをご覧ください。

 

 

家庭用パソコン

使わなくなったノートパソコンや液晶ディスプレイは、パソコンメーカーが回収・リサイクルを行っています。ほとんどのメーカーではインターネットから簡単に申し込みができ、送られてくる伝票を使って手続きします。段ボール箱やビニール袋(2枚重ね)に入れ、付属していたマウスやキーボードもまとめて一緒に出しましょう。回収は郵便局が引き取りに来てくれるほか、持ち込みも可能です。

ただし、縦・横・高さの合計が1.7mを超えるものや、重さが30kgを超えるものは対象外です。詳しい方法は「パソコン3R推進協会」のホームページで確認してみてください。

 

 

大掃除ならではの注意点

ここからは、大掃除シーズンに特に気をつけたいポイントを説明します。

 

収集日が変更になる

年末はゴミ収集のスケジュールが普段と変わることがあります。いつもの曜日より前倒しになったり、休止になったりするケースもあるので注意が必要です。自治体のホームページや公式アプリで、最新の収集日を確認しておきましょう。

 

大量に出る場合は事前相談

ゴミが多くなりそうなときは、事前に清掃事務所やゴミ処理施設へ相談してみましょう。自治体によっては臨時の収集をしてくれたり、持ち込みの方法を案内してくれたりすることがあります。

 

不用品回収業者は1.5万円~

どうしても時間が取れないときや、処分方法に迷うものがあるときは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。軽トラックに積み放題でおおよそ1.5万円が相場です。費用はかかりますが、まとめて回収してもらえるため、手間をかけずに一気に片づけたいときに便利です。

 

まとめ

一般的には、燃えるゴミは1回につき45Lの袋で3袋までが目安とされています。ただし細かいルールは自治体ごとに異なり、収集回数や分別の仕方なども違います。

年末に大量に出してしまうと、回収されなかったり苦情が入ったりするかもしれません。ご近所さんとの信頼関係を壊さないためにも、11月から大掃除を始めることをおすすめします。

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