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要注意!雑菌だらけのお湯はイヤ...お風呂を快適に保つ月1掃除とは?

 

雑菌はどれくらいのスピードで増える?

お湯には、大腸菌・ブドウ球菌・レジオネラ菌などさまざまな菌が潜んでいます。これらの細菌は温度が30〜40℃、湿度が高い環境を好み、条件さえ整えば20分後には2倍に増えます。その後も、1時間で8倍、4時間で512倍...と菌は爆発的なスピードで繁殖し、8時間後には1個の菌が約1700万個に増えるそうです。

お風呂のお湯は綺麗に見えていても、菌の数を計測したところ泥水と同じくらいの雑菌が存在していたご家庭もあり、これだけの菌が湯船を循環していると思うと、ぞっとしますよね。高温多湿な浴室は、まさに雑菌にとって"理想的な培養環境"。お湯をきれいに見せているだけでは、衛生面の安心にはつながりません。

また、大腸菌・ブドウ球菌・レジオネラ菌などはヒトや動物の体内に存在する常在菌で、健康な人にとってはリスクがありませんが、免疫力が落ちている人や乳幼児は感染症にかかる危険性があります。特に気をつけたいのはレジオネラ菌で、感染すると発熱や吐き気などの症状が現れ、重症化して命を落とすケースもあります。

 

菌は配管で増え続けている

お風呂の雑菌が繁殖する理由のひとつに「追いだき機能」があります。追いだきすると配管を循環してお風呂のお湯が温め直されますが、このときお湯に含まれる雑菌が配管に残り、次に給湯するタイミングで浴槽内に菌が排出されてしまうことがあります。ある研究によると、家庭の追いだき配管の中では、1mLの水に10万〜100万個の菌が存在するケースもあるそうです。

追いだき機能を使っていなければ大丈夫と考える方もいるかもしれませんが、追いだきと通常のお湯はりで配管を一部共用していたり、自動湯はりで機械が追いだき機能を使っているなど、知らないうちに追いだき配管に汚れがたまる可能性は十分にあります。そのため普段のお風呂掃除と合わせて、追いだき用の配管も定期的な掃除が必要です。

 

 

危険信号チェック表

次のような項目に当てはまる場合、風呂釜や配管の雑菌が増殖している可能性が高くなります。

 

家族の入浴時間がバラバラで、追いだき機能を毎日利用する

お湯を沸かしたときに白く濁る

お風呂の水が何となく臭う

お風呂のお湯にぬめりがある

ワカメのような黒い汚れ(湯泥)が出る

 

汚れが目に見える状態のときは、すぐに掃除が必要というサインです。お風呂にお湯をはった後、このような事象が見られないか確認してみてください。

 

清潔を保つためにできる工夫

もちろん、毎日の入浴習慣の中でもお湯を清潔に保つ工夫はできます。入浴前にシャワーで体の汚れを流すことや、入浴剤を使った日は翌日にお湯を持ち越さずに抜くこと、入浴後には浴槽をさっと洗っておくことなどは、小さな手間で大きな効果があります。ただし、これだけでは配管内部の汚れまでは落とせません。湯船にためたお湯が通る経路には皮脂や入浴剤の成分が付着し、日々少しずつ蓄積しています。外から見えない部分だからこそ、日常的な掃除だけではなく定期的なケアが重要になります。

そこでおすすめなのが、月に一度の内部掃除です。お風呂のお湯を清潔に保つためには、風呂釜の定期的な掃除が欠かせません。業者に頼む方法もありますが、今回は自分で掃除できる方法をご紹介します。

 

①1つ穴タイプの場合

【用意するもの】

  • 1つ穴用の風呂釜洗浄剤やオキシクリーン
  • ゴム手袋
  • 歯ブラシ

 

さまざまな場所の掃除に使えるため「万能クリーナー」とも呼ばれているオキシクリーン。もちろん風呂釜の掃除にも活用できます。市販の風呂釜用の洗浄剤でもOKです。ゴム手袋は必須ではありませんが、手荒れが心配な人は用意しておくと安心です。

 

掃除の手順

  1. 風呂釜の穴の上から約5cm〜10cmくらいの高さまでお湯をためます。
  2. 風呂釜洗浄剤をお湯に溶かします。オキシクリーンの場合、付属の計量スプーン15杯ほどが適量です。浴槽に直接入れると溶かしにくいため、お湯を入れた洗面器で溶かしてから浴槽に流し入れましょう。
  3. 追いだきをして、風呂釜の奥まで洗浄剤やオキシクリーンを通します。お湯の温度は少し熱めの40℃〜50℃に設定しておくと最も効果が出ます。
  4. 追いだきが終わったら、汚れの状態に合わせて2時間〜6時間ほど漬けおきします。
  5. お湯をすべて抜いて、もう一度、最初と同じくらいの量のお湯をためます。これを2〜3回繰り返して、風呂釜をしっかりとすすぎます。
  6. 最後に風呂釜のフィルターを歯ブラシで綺麗にすれば、掃除完了です。

 

②2つ穴タイプの場合

【用意するもの】

  • 2つ穴用の風呂釜洗浄剤やオキシクリーン
  • 汚れてもいいタオル
  • ゴム手袋
  • ポットなどお湯を注げるもの

 

掃除の手順

  1. 下の穴をタオルで塞ぎます。
  2. 上の穴に風呂釜洗浄剤やオキシクリーンを入れます。
  3. やかんやポットを使い、上の穴に40℃〜50℃のお湯を注ぎ入れます。
  4. 配管内の汚れを浮かび上がらせるため、2時間ほど放置します。
  5. ゴム手袋を着用し、下の穴のタオルを抜きます。
  6. 上下の穴に勢いよくシャワーで水を流し、配管をすすいで、掃除完了です。

 

風呂釜の掃除頻度は、月1回が理想的です。時間が取れず難しい場合でも、少なくとも2〜3ヶ月に1回は掃除を行うことをおすすめします。

風呂釜の汚れを防止するためには、普段の使い方についても注意が必要です。入浴剤として人気のあるバスオイルやバスソルトは、油分や固形物を含むため汚れの原因となります。こうした入浴剤を使うときは追いだき機能の使用は避けた方が良いでしょう。

 

 

専門業者に頼むとしたら費用はどのくらい?

汚れが軽いうちはこの方法で十分ですが、長年放置した配管では、固着した汚れや菌膜が落ちにくくなります。そんなときは、専門のクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。プロ専用の薬剤と機材を使えば、家庭では届かない奥深くまで徹底洗浄でき、まるで新品のような清潔さを取り戻せます。

費用相場は15,000円〜25,000円ほどで、オプションで水質検査をしてくれる業者もあります。どの業者に頼むか迷う場合は、複数業者を比較しているサイトや利用者の口コミを参考に決めてみてください。

 

まとめ

清潔そうに見えるお風呂も、実は雑菌が爆発的に増えやすい環境です。わずか数時間で菌の数が何百万倍にもなり、放置すれば不快な臭いや健康リスク、設備の故障にもつながります。だからこそ、月1回の内部掃除が欠かせません。市販の洗浄剤を使った手軽なケアを習慣にすれば、いつでも安心してお風呂時間を楽しむことができます。

「雑菌だらけのお湯にはもう入りたくない」と思った方は、ぜひ今週末、お風呂の内部掃除を実践してみてください。清潔なお湯で入るお風呂は、驚くほど気持ちがよく、家族の健康にもつながります。

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