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人工芝を使った雑草対策とオシャレな庭を手に入れるポイント★

 

人工芝と天然芝の違い

人工芝と天然芝のどちらを選べば良いか分からない、と悩まれる方も少なくありません。それぞれの特徴の違いや、メリット・デメリットを比較してみましょう。

 

人工芝

本物の芝生に似せて作られた、ポリエチレンなどの合成樹脂製の芝生です。従来はプラスチック感が目立って天然芝と比べると見劣りしていましたが、最近ではリアルで精巧な作りの人工芝が増えており、パッと見ただけでは見分けるのが難しいものも出てきています。

 

  • 人工芝のメリット

人工芝の最大のメリットは、年間を通して美しい緑の景観を維持できる点です。天然芝のように頻繁な芝刈りや水やり、肥料などの手間がほとんど必要なく、管理が非常に楽です。

また、雨が降っても泥で汚れることがなく、均一なクッション性があるため、子どもやペットが安心して遊べる環境を作れます。さらに耐久性が高く、長期間にわたって使用できるのも魅力です。施工場所を選ばないため、日当たりが悪く天然芝が育ちにくい場所でも簡単に緑地を実現できる、という利点もあります。

 

  • 人工芝のデメリット

一方で、人工芝は天然芝に比べて初期費用が高く、敷設には専門業者に依頼することが多いです。経年劣化による色褪せや摩耗も見られるため、一定期間ごとの張り替えが必要になる場合もあります。また、天然芝ほどの涼しさや柔らかさは感じられないため、自然に近い触り心地が好みであればこのあたりも頭に入れておく必要があります。

 

 

天然芝

は芝草と呼ばれる植物を使用して作られた芝生のことで、生きた植物ならではの風合いが楽しめるのが特徴です。芝草の種類には大きく日本芝と西洋芝があり、また適応する生育環境に応じて、暑さに強い夏芝と寒さに強い冬芝のいずれかに分類されます。

 

  • 天然芝のメリット

季節ごとに色合いや質感が変わり、自然の風合いや四季折々の変化を楽しめるのは天然芝ならではの良さです。柔らかくて涼しげな感触は裸足で歩くととても気持ちよく、特に夏場は人工芝に比べて地表温度が上がりにくいため快適です。

その他にも、初期費用の安さ、また人工芝は火気厳禁なのに対して、天然芝はBBQや花火も安心して家族で楽しめます。

 

  • 天然芝のデメリット

一方で、天然芝は維持管理に手間がかかるのが難点です。定期的な芝刈りや水やり、肥料、雑草取り、害虫対策が必要で、手をかけないとすぐに見た目が悪くなります。日当たりや風通しが悪い場所では育ちにくいこともあり、地面の状態によっては根付かないこともあります。さらに、乾燥や病気、季節によっては枯れて茶色くなることもあり、常にきれいな状態を保つのは簡単ではありません。

また、広い面積だと水道代や維持費もそれなりにかかるのがデメリットです。

 

 

人工芝と天然芝にはそれぞれに良さがありますが、維持管理の大変さなどを考慮すると、最初は人工芝からチャレンジすることをおすすめしています。

 

実は人工芝だけでは雑草対策できない?雑草対策のための重要なポイント

人工芝にすれば雑草は生えない、という認識を持っている方は要注意。実は、人工芝の施工だけでは雑草対策にはなりません。その理由は人工芝の構造にあります。

 

雑草の生育には光・水・空気が必要なので、いずれかを遮れば雑草は生えません。しかし人工芝には水はけを良くする目的で「透水穴」と呼ばれる穴が多数開いており、ここから雑草に必要な光や水をどんどん通してしまいます。その他、人工芝同士の継ぎ目の部分や、経年劣化による破れも雑草が生える原因の一つとなります。

 

そこで、人工芝を施工するときの雑草対策として欠かせないのが「防草シート」です。防草シートは遮光率の高い素材で作られており、人工芝の下に敷くことで雑草の生育を防いでくれます。

防草シートはホームセンターやネット通販で購入できますが、種類が豊富で、選び方を間違えると効果が半減する可能性もあるので注意が必要です。人工芝と組み合わせて使う場合は、表面がシワにならないよう柔軟性があり、除草力の高い不織布タイプの防草シートがおすすめです。

 

施工方法

  • 整地する

雑草や石を取り除き、地面の凹凸を平らにします。また地面をかかとなどで踏み固める「転圧」と呼ばれる作業も、仕上がりに大きく影響する大切な工程です。整地が不十分な状態で施工すると、人工芝が波打ってしまったり、水はけが悪くなることがあるため注意が必要です。

 

  • 防草シートを敷く

隙間ができないように防草シートを敷きます。継ぎ目の部分は10cmほど重ねておくと、人工芝の下でシートが多少ずれても日光を防ぐことができます。

 

  • 人工芝を敷く

芝の向きを揃えながら人工芝を敷き、専用のピンで地面に固定していきます。障害物がある場合、施工場所に合わせて丁寧にカットし、隙間を作らないように気をつけてください。

 

費用だけでみればDIYで施工した方が安く済みますが、綺麗な状態で長持ちさせたいときは業者に依頼する方法が確実です。迷う場合は見積もり相談から始めてみると良いでしょう。

 

 

人工芝でお庭をオシャレに!そのポイントは?

お庭に人工芝を敷くだけでも華やかな雰囲気を演出できますが、様々な異素材アイテムと合わせることで、メリハリが生まれてよりオシャレな空間に仕上がります。

 

  • 人工芝×レンガ

人工芝とレンガは相性抜群。芝の周りのスペースとの仕切りにしたり、お庭の一部をタイル敷きにしてアクセントにするなど、レイアウトの自由度が高いのも魅力です。

合わせるレンガの素材や色合いによっても全体の雰囲気がかなり変わるため、最終的な仕上がりをよくイメージしてから施工してください。

 

  • 人工芝×砂利

人工芝は日本庭園など和テイストのお庭にもよく合うので、砂利との組み合わせはよく使われます。建物の外周に砂利を敷いて、残りのスペースに人工芝を敷くようなレイアウトも人気です。

砂利の上に人工芝を敷くことは基本的にできないため、施工前のお庭に砂利が敷き詰められている場合は、砂利を撤去するか人工芝用のスペースを空けておく必要があります。

 

  • 人工芝×コンクリート

コンクリートと人工芝の組み合わせもおすすめ。白と緑のコントラストが美しく、モダンな雰囲気に仕上がります。植物などを取り入れることで、全体にメリハリが生まれて良いアクセントに。

どちらも耐久性が高い素材なので、施工後は長く楽しめるところもポイントです。

 

まとめ

天然芝と比べてお手入れが簡単で、維持費用もかからない点が魅力の人工芝。雑草対策には防草シートが欠かせないことも紹介しました。

最近では、見た目も触り心地も本物のような人工芝が増えてきており、これまで指摘されてきた「偽物っぽさ」はほとんど感じられません。天然芝と迷って悩んでいた方も、この機会にぜひ人工芝の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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