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洗えないラグやカーペットはどうしてる?自宅でのお手入れ方法

 

カーペットが洗濯できるか確認する方法

洗えないタイプなのにうっかり洗濯してしまうと、型崩れしたり縮んだりして、最悪の場合は処分するしかなくなることも...。最初にラグ・カーペットのタグをチェックして、洗濯OKかどうかを確認しましょう。

参考:消費者庁 衣類の取扱表示(早見表)

 

①.「洗濯不可」のマークは?

タグに「洗面器のマークにバツ印」がついていたら、「家庭での洗濯は禁止ですよ」という意味です。洗濯機はもちろん、手洗いもNGになりますので、うっかり洗ってしまわないように注意が必要です。

とはいえ、「もう諦めるしかないのか...」というわけではありません。のちほど洗わなくてもできるお手入れ方法を紹介するので、参考にしてみてください。

 

②.乾燥機は使えるか

「四角の中に丸」のマークは、タンブル乾燥を表しています。タンブル乾燥とは、洗濯乾燥機やコインランドリーでよく使われる、回転ドラムに入れて温風で乾かす方法のことです。

もしそのマークにバツ印がついていたら、「タンブル乾燥NG」という意味。熱に弱い素材が使われているカーペットの場合、乾燥機に入れると型崩れしたり、毛足がペタッとつぶれてしまったりすることがあります。

 

③.洗濯機に入るか

洗濯OKのマークがついていても、洗濯機の容量に合うかどうかも確認しましょう。

 

カーペットサイズ

おおよその寸法(cm)

洗濯機の推奨容量

 ―

140×200

8kg以上

2畳

190×190

10kg以上

3畳

190×240

14kg以上

 

4人家族で使われることが多い洗濯機は10kg前後であることが多いため、その場合、3畳以上のラグ・カーペットを丸洗いするのは難しいかもしれません。

 

【汚れ別】洗濯できないカーペットの掃除方法

洗えないラグやカーペットでも、清潔に保つ方法はあります。ここからは、汚れに合わせたお手入れ方法を紹介していきます。

 

基本のお手入れは掃除機

週に1〜2回、掃除機をかけるだけでホコリや汚れのたまり方が全然違ってきます。ポイントは、1㎡あたり20秒くらいを目安に、ゆっくり時間をかけること。

さらに、毛足の向きに逆らって動かすと、奥に入り込んだフケやホコリもしっかり吸い取れます。

 

髪の毛にはゴム手袋

掃除機ではなかなか取りきれないのが、髪の毛やペットの毛。コロコロ(粘着テープ)を使う方法もありますが、繊維を無理に引っ張ってしまうので、あまりおすすめできません...。

そんなときに便利なのが、ゴム手袋です。手にはめて、表面を軽くなでるようにこするだけで、簡単に毛を集められますよ。静電気の力でゴミだけ吸い寄せるのことができるので、カーペットを傷めないのも◎です。

 

ニオイには重曹をふりかける

ニオイが気になるときは重曹がおすすめ。カーペット全体にパラパラとふりかけて、30分から1時間ほど放置します。そのあと、掃除機をかければOK。

重曹がニオイの原因を吸い取ってくれるので、驚くほどスッキリします。

 

固く絞ったタオルで拭き取る

うっかり飲み物や調味料をこぼしてしまったときは、固く絞ったタオルで拭いてみましょう。カーペット全体を水洗いするのはNGでも、部分的に濡らすのはOKです。

汚れがなかなか落ちないときは、ぬるま湯に中性洗剤を少し混ぜたもので拭き取りを行うのが効果的。最後に、キレイなぬるま湯でタオルを洗い固く絞って、洗剤が残らないようもう一度拭きましょう。

 

ダニにはスチームアイロン

ダニが心配なら、スチームアイロンを使ってください。1カ所につき3秒〜5秒程度、蒸気をカーペットにあてて、掃除機で吸い取ります。熱でダニが弱り、掃除機でしっかり取り除けるというわけです。

さらにうれしいのは、毛足がふんわりと復活すること。見た目も手触りもリフレッシュできるので、まさに一石二鳥です。スチームアイロンがない場合は、ドライヤーでも代用できます。

 

カーペットの買い替えサイン

ラグやカーペットの寿命は、一般的に3〜5年ほどといわれています。高品質の物でも5年~10年経つと買い替え時期です。しかし、素材や使う場所(湿気・直射日光など)、そしてお手入れの頻度によっては、2〜3年で交換が必要になることも。

自宅のラグ・カーペットはどうでしょうか?以下の項目をチェックしてみてください。

 

□お手入れしても落ちないシミや変色、臭いがある

□繊維が擦り切れて毛羽立っている

□ペットの引っかき傷や破れが目立ってきた

□毛足がつぶれて、触るとゴワゴワしている

□掃除しても細かい粉が出てくる

□裏地(滑り止めやスポンジ)がボロボロ

 

「まだ使えるかも...」とついつい先延ばしにしがちですが、当てはまるものが複数ある場合、買い替えも検討してみましょう。

 

 

まとめ

洗えないラグやカーペットでも、ちょっとした工夫で清潔さを保てます。掃除機のかけ方を見直したり、重曹やゴム手袋などを活用したりすれば、見た目も手触りもぐんと良くなります。

毎日使うものだからこそ、できる範囲でこまめにお手入れして、気持ちよく過ごしたいです。この機会に、「まだ使えるかな?」「そろそろ替えどきかも?」と、今お使いのラグ・カーペットを見直してみてはいかがでしょうか。

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