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消えていく文化・・・・注連飾り

仕事始めからの3連休です。週間天気予報を見れば、長野に雪マークが続いています。この時期見る天気予報は長野ではなく東京ですが、その東京を見てもあまりいいとは言えません。

 そんな訳で、休日の暖かい時間ポスティングに歩くことにしました。

 どんなに少なくみても、ポスティングに10日はかかるのです。1月一番寒さが厳しい頃ですから、天気の悪い日や寒い日は出て歩きたくありません。

 そしてもうひとつの密かな楽しみがあるのです。

 注連飾りのウォツチングです。

 30年近く前、子供の道祖神の付き添いで、近所のお宅を回りました。そんな時でなければ、なかなか他所のお宅にお伺いすることはありませんが。

 そこで見たのは、それぞれのお宅の注連飾りでした。

 その頃、既製の物も出回ってきてはいましたが、それでも田舎は手作りが主流でした。

 〆をなえることは、田舎では一人前の証でもあったかもしれません。

 我が家では父がずっとなってきてくれていました。

 父がいなくなり、喪があけた一昨年前、夫はないませんでした。なえなかったのです。手が痛くてです。

 我が家の伝統がひとつ途絶えそうです(笑) 幸いにも父は一代おろのきで息子に教えていたことがありましたから、そちらに期待しています。

   ポスティングしていて、毎年楽しみにしているお宅があります。昔からのしきたりどおりの注連飾りです。玄関の両側と玄関の上に飾られています。

 玄関先にいた奥様にお話を伺いました。ご主人と奥様の実家と、娘さんの嫁ぎ先の分と4組作られているのだそうです。

 今年は本当に見られませんとお話しました。昨年まであった注連飾りがご当主がなえなくなると、突然なくなります。

 半分のお宅が紙です。残りの半分が、ごぼう締めに松とおんべを付けています。松の木の大きさはピンからキリまてです。

 その昔、松の木が絶えてしまうというような観点から、紙になったように記憶していますが、それによりひとつの文化が消えつつあることは事実です。

 奥様とお話した後、隣の地区にポスティングしていて、先のお宅と同じ注連飾りのセットをみました。ここが娘さんの嫁ぎ先なんだとわかりました。

 その嫁ぎ先のご主人は良く知っていたのですが、お嫁さんの実家のことは知りませんでしたが、注連飾りで繋がりました

 昨日の信濃毎日新聞の生活雑記の「歳神様」を読んでいましたら、知らないことがいっぱいありました。下高井郡の田口恵さん66歳が書かれた物です。

 少し引用させていただきます。

 12月31日の日没と共に歳神様は山から下りて来られて、松飾りを目印に家の中にお入りになる。鏡餅に宿られた歳神様は、どんどん焼きの煙に乗って山へ帰られる。

 神様が宿られたお餅だから、鏡開きの時には、刃物で切ってはいけない、割る。

 御歳魂はお年玉になり、入れるものも餅からお金になった。

 以上引用終わり

 私の子供の頃は神棚の他に、正月用の棚を作っていた。その棚の左右には松の枝が使われていた。私の祖父がしつらえていた記憶があるから、少なくとも60年前まではあったはずである。今もしつらえている方はおいでなんだろうか。

 いつのまにというか、世につれてというか、消えていくものも多いですね。孫にでも話しておかねば・・・・・。                                     依田 美恵子     軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>

 

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