宮城県 2019年7月31日
自宅兼事務所の空間に生まれた、ほっとする第三の場所
心まで軽やかになる、ときめきのリフォーム
「本当はこうしたいのに」-、理想があるけれど、矛盾を感じながら、人は毎日を営んでいるのかもしれない。しかし、それを具体的に言葉に表すのが難しいこともある。ショールームで見たキッチン&カップボードに、一瞬にして心を奪われた。「そうそう、これこれ」-、「私の理想」がそこにあった。そうして理想の暮らしの扉を開き、微笑みに包まれながら暮らすお施主様邸。
【リフォームのポイント】
■10年越しに夢が叶う。忘れられない木の上質な重厚感とほっとするぬくもり
10年程前、築30年を超えた家の老朽化が気になり、建て替えを視野に入れ、展示場を見て回られていたお施主様。そのひとつが北洲のモデルハウスだった。お施主様邸は、ご家族で経営されている会社の事務所を兼ねているため、オンとオフの境界線を引くのが難しかった。それだけにモデルハウスの木のぬくもりに癒された。階段の繊細な造作に魅了された。そして何より家の中に設けられた、第三の場所となるロフトを見ると、胸が高鳴った。「こんなところでゆっくりコーヒーでも飲みながら佇みたい」-。オンとオフをゆるやかにつなぐライフシーンを思い描きながら、憧れを抱いたという。
建て替えは震災もあり、タイミングが合わずに見送られた。しかし16年前に増築した部屋の床が剥がれてきたことが気になっていた。そこは大切な家族が一日を過ごす場所。常に綺麗な状態をキープしてあげたい。その想いからリフォームを決断された。
■バリアフリーに配慮した明るく、清潔なゆったりと暮らせる場所
築部分に加え、そこから続くキッチン&パントリー、玄関周りの設備・内装の一新と、内窓、床下断熱工事、床暖房による断熱性能の向上も追求した。
■気づくとみんなが集うセカンドリビングふぁ~っと珈琲の香りが広がる、幸せな時間
キッチンと洋室を仕切る扉を開放すれば、そこはひとつにつながる大空間。別に居間はあっても、気づくとみんながそこに集う。ダイニングキッチン-、そこはもうひとつのリビング。事務所も兼ねているため、オンとオフの境界線を引くのが難しかったかつての住まいに、家族を感じながらくつろげる場所が生まれた。
■必要なもの、そうでないものが明確になり、心まで軽やかに
お施主様は今回のリフォームを通して、「いるもの」「いらないもの」が明確になり、気持ちの上でも軽やかになったと語る。キッチン前にあったかつての出窓は、断熱性向上のための内窓をつけたことで、既存の窓との間に、ディスプレイ用の新しいスペースが生まれ、そこには「グリーンを飾ろうかな…」と胸を弾ませている。お嬢様との会話も、最近は次なるリフォームの話が中心だという。
リフォーム部位 | ダイニング、キッチン、洗面脱衣室、トイレ、内装、玄関まわり |
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工期 | 約7週間 |
費用(税込) | 1000万円〜 |
建物種別 | 戸建て |
施主様コメント
今から10年程前に建て替えを考え、北洲さんのモデルハウスに訪れた時にいただいた、パンフレットの中の赤い大屋根の家が忘れられませんでした。リフォームという形で念願が叶い、感激しています。言葉にできなかった自分の理想が見つかり、別に居間があるのに、新しく生まれ変わったダイニングキッチンにずっといるような気がします。お気に入りのカップボードにうっとりしながら、娘とたわいもないおしゃべりがとても楽しくて…。リフォームが終わったばかりなのに、「次はここ」「あそこもやりたい」とさらに夢が膨らんでいきます。