(施工例Ⅰ オープンクローゼット)
収納スペースを計画する際、「クローゼットに扉を付けるかどうか」で迷う方は多いのではないでしょうか。最近では、
あえて扉を付けない"オープンクローゼット"も人気です。ご家庭の生活スタイルによって、どちらが向いているかは異
なります。そこで今回は、実際の施工例を交えながら、メリットとデメリットをご紹介いたします。
扉ありのメリット・デメリット
〇メリット
1.生活感を隠せる
扉を閉めるだけで中の荷物が見えず、空間がすっきりとした印象になります。また、急な来客時も安心です。
2.ホコリや日焼けを防げる
衣類や布団などの布製品はホコリを吸着しやすく、また直射日光で色あせることもあるため、扉があることで
これらを防げるため、長期保管したい物が多い方には安心です。
3.防虫剤・除湿剤の効果を高められる。
湿気が溜まりがちですが、防虫剤や除湿剤を置かれる場合は、扉を付けた方が効果が発揮されやすく、衣類の
カビや虫食いの予防にもつながります。
△デメリット
1.圧迫感がある
扉の開閉スペースが必要なため、ベッドや家具の配置によっては使いにくく感じることがあります。
2.開け閉めの手間
折れ戸や引き戸などの種類によっては、開け閉めの手間が気になる場合もあります。
3.コストがかかる
扉本体やレール・金物の費用に加え、取り付け工事や調整の手間もかかるため、オープンタイプよりコストが
高くなります。また、特注サイズやデザイン性の高い扉を選ぶと、さらにコストアップする場合もあります。
(施工例Ⅱ 引き違い扉)
扉がないメリット・デメリット
(施工例Ⅲ オープンクローゼット)
〇メリット
1.出し入れがスムーズで使いやすい
扉の開け閉めが不要なため、身支度や家事の動線がスムーズになります。特にファミリークローゼットや
子ども部屋など、頻繁に使用する収納におすすめです。
2.自由にカスタマイズしやすい
扉がないため、収納ケース・ハンガーラックなどを自由に組み合わせられます。生活スタイルの変化にも
柔軟に対応できる点はいいですよね。
△デメリット
1.冷暖房効率が下がる
部屋の空気が収納スペースにも流れ込むため、エアコンの効きがやや悪くなることがあります。特に大型の
ウォークインタイプでは注意が必要です。
2.整理整頓が必要
常に目に入る場所なので、整理整頓を怠ると部屋全体が散らかった印象になります。ただし、見えることで
意識が向きやすくなり、お子様など自然と自分で片づける習慣を身につけやすいという面もあります。収納
ボックスなどを使って、上手く収納することをおすすめします。
施工事例
(施工例Ⅳ ロールスクリーン)
当社で施工したお住まいでは、扉付きのクローゼットを選ばれる方が多い一方で、「両方のメリットを取り入れたい」
「コストを抑えたい」という理由から、ロールスクリーンなどを選択される方もいらっしゃいます。収納扉はつい後
回しにしがちな部分ですが、毎日の使い勝手や快適さに大きく関わるポイントです。どちらが自分の暮らしに合うか
迷われた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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