車椅子でも通りやすい家へ。今日からできる"ドアの見直し"という住まい改善
家の中の動きに、ちょっとした不便を感じる瞬間はありませんか。
特に家族に高齢の方がいる場合や、将来もし車椅子生活になったら...と考えると「今の家のままで大丈夫かな」と心配になることもあると思います。実は、毎日何気なく使っている"ドア"が、住まいの動線を大きく左右していることをご存じでしょうか。
開き戸が邪魔で通りにくい、わずかな段差でつまずきやすい、ドアの開閉に力が必要...。こうした小さな負担は、日常の動きをゆっくりと阻害していきます。
今回の記事では、LIXILの「ラシッサUD」を中心に、動線改善の考え方やドアの選び方をわかりやすく紹介します。より詳しい情報は下記の記事でもご覧いただけます。
https://lrs.senseproject.jp/?p=2935
ドアを変えるだけで暮らしが変わる理由
住まいの不便は、床材やレイアウトだけではなく"建具"にも原因があります。
特に車椅子や歩行器を使う場面では、ちょっとした障害が大きな壁に感じやすくなります。
たとえば、以下のような負担が起こりやすくなります。
・開き戸が体の動きを妨げる
・入口の段差でつまずきやすい
・ドアを押す力が必要で、疲れやすい
・介助者と一緒に通れず、無理な姿勢が生まれる
こうした不便をまとめて解消しやすいのが、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた「ラシッサUD」という室内建具シリーズです。
ラシッサUDが支持されるポイント
ラシッサUDは、使う人の体の状態に関わらず"誰でも扱いやすい"を基準に作られています。
そのため、特別な設備というより、家族みんなが自然に使えるドアというイメージです。
軽い力で動く引戸
少ない力でスッと開き、閉じるときも静かにゆっくり動きます。指はさみの不安が減り、夜間でも気兼ねなく使えるのが大きな魅力です。
段差の少ない敷居
足元の凹凸を抑えることで、つまずきにくくなります。車椅子でもスムーズに通過でき、ストレスの少ない動線づくりに役立ちます。
さまざまなドアタイプから選べる
開き戸、引戸、折れ戸などから、部屋ごとに合ったタイプを選びやすいのも特徴です。
たとえば、廊下が狭い場合は引戸、介助スペースが必要な場所は片引き戸など、柔軟に対応できます。
事例で見る"できることが増える家"
実際にラシッサUDを取り入れた住宅では、動きの幅が広がったという声がよく聞かれます。
・トイレの入口を広げたことで、車椅子と介助者が一緒に入りやすくなった
・リビングと寝室を引戸でつなぎ、常に見守りやすい環境になった
・扉の開閉が軽くなり、自分で動ける範囲が増えた
大がかりなリフォームをしなくても、ドア1枚の変更が日々の「できること」を増やしてくれることがあります。
どこから見直せばいいのか
まずは、家の中で以下のポイントをチェックしてみてください。
・段差でつまずきやすくないか
・廊下が狭く、方向転換しにくくないか
・ドアを開けるときに力が必要ではないか
・介助者と一緒に通れる幅があるか
これらのうち、ひとつでも気になる部分があるなら"建具の見直し"が改善の第一歩になります。
どんな人にもやさしい家づくりへ
ユニバーサルデザインというと「介護が必要になってから」と思われがちですが、本来は家族みんなのための考え方です。
特に高齢者がいるご家庭では、早めに動線を整えることで転倒防止や負担軽減につながります。
暮らしを大きく変えなくても、ドアの種類を変えるだけで一日の動きが楽になります。
気になる方は、以下のページから詳しい事例や仕様を確認し、住まいに合った改善ポイントを探してみてください。
https://lrs.senseproject.jp/?p=2935
まとめ
ラシッサUDは、家族全員の「移動しやすさ」を支える心強い味方です。
体の状態が変わっても安心して暮らし続けられるように、まずは身近なドアから見直してみませんか。
大きな工事をしなくても、毎日のストレスは大きく減らせます。