LIXILリフォームショップハウズ 武蔵野店

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら 0120-616-881
LIXILリフォームショップハウズ 武蔵野店
お見積・ご相談・お問い合わせはこちら 0120-616-881

H様邸簡易耐震改修及び廊下床工事

こんにちは。

大久保です。

 

久し振りのブログ投稿になります。最近書いてなかったのでパスワード忘れてたり、肝心な書き方を忘れてたりと...。リハビリを兼ね、書き始めます。

 

今回は11月に行った簡易耐震改修と廊下床工事のご紹介をさせていただきます。旦那様が転倒して、破いてしまった襖の補修から今回のお話になりました。

 

まずは5月終わりくらいに襖確認に初回訪問させていただきました。そして6月終わりから7月頭にかけて和室の襖貼替と痛んだドアの交換、手摺のなかった階段への手摺設置を行わせていただきました。その施工中に追加相談として、今回紹介の簡易耐震改修の話へと発展していきました。

 

10年くらい前に市の無料診断で耐震診断を行ったそうです。その際に真ん中の和室に全く筋交いが入っていないので、今後起こるであろう大震災の際には家の倒壊の危険があると言われたそうです。H様は昔堅気の棟梁が建てた家だから、そんな重要な場所に筋交いが入っていない訳がないと診断が信頼出来なくなり話が止まってしまったそうです。

 

時間が経ち上記を忘れてしまっていたところに・・・今年の始めの能登半島の地震がありました。家が倒壊している映像を見て不安をまた感じ始めてしまったとの事です。そして手摺施工の際の茶飲み話で『実際どうなのかな?』となりました。目視出来る確認の部分で筋交い有無は予測できました。柱角105㎜に対して間仕切り壁の仕上がりは90㎜。両面分の聚楽壁層の厚みと下のモルタル層やボードの厚みで考えると真ん中の部分の厚みは15~20㎜前後くらいだろうとの結論になりました。1階部分に使う筋交いの厚みを考えると、この空間内で筋交いを入れ込む事は不可、築年代から考えると耐震パネルでの施工もないだろうから構造を持たせる耐力壁ではないだろうと説明をさせていただき、診断結果との整合性を説明させていただきました。

 

家全体を耐震補強する事が望ましいですが、補助金を考えても内装復旧や他諸々の費用まで考えると自己負担金額はそれなりにかかります。襖がきれいになり経年劣化が目立ってしまった居間の内装施工を予定していた事もあったので、+αの対応として筋交いのない家の真ん中にあたる居間間仕切り壁部分の簡易耐震補強を提案させていただきました。

 

【初回現調時】

向かって右の襖真ん中あたりが破れてしまっています。幸い骨組みには大きな痛みはありませんでした。襖紙の張替のみで済みそうです。

 

破れてしまった襖だけ張替だと他が目立ってしまいますので絡みのある箇所の襖も合わせて提案させていただきます。

 

【提案内容】

ピンク部の簡易耐震改修にグリーン部の廊下床貼りが今回の施工内容になります。襖張替や建具交換、手摺設置の紹介は割愛させていただきます。 

 

【解体及び補強工事】

 

 

 

まずは養生です。解体時はかなりの量の埃や砂の飛散が予想されます。念入りに養生をさせていただきます。

 

 

こちらは洋室との間仕切り壁になります。洋室側は施工しませんので洋室側の壁を壊さないように丁寧に壊していきます。写真に見えるベニヤ板部分が洋室壁下地になります。モルタルも入っている壁構造でしたのでガラが凄いです。養生してるとはいえ、掃除大変そうです。そしてごみの運び出しも・・・。

 

大工さんの方は解体完了です。この時、私は後ろ側の和室との間仕切りを壊していました。

 

居間側の壁を剥がします。こちらは反対側まで壊しても大丈夫なのでクラッシャー大久保が対応します。図面記載通りどちらも筋交い等は入っていませんでした。

 

 

壁が無くなると広く感じますね。解体完了です。片付けまで含め丸1日施工です。

 

 

【補強工事スタート】

耐震壁パネルなどの材料になります。今回の施工では大建工業の『壁大将』になります。対象と大将をかけたのですかね。ほんと語呂合わせ好きな業界です(-_-;)

 

 

壁パネルを取り付ける為の下地工事スタートです。

 

壁パネルを下地に打ち付けて補強完了です。施工要領通りにビスも打たれています。ピッチ指定や下地の入れ方、金物の取付方も詳細指示があります。こまかい作業ですがそれを行ってこその補強になります。内部下地の写真は?今回の現場は朝の養生と片付けだけでしたので間は...。

 

上の写真の反対側です。内装復旧出来るようにエムクロスという、合板+石膏ボード材を張ります。

 

もつ一方の壁は内部下地の写真ありました。大工さんが撮影してくれてました。ありがとうございます。

 

反対側も施工完了です。2箇所で2日半の施工になります。

 

【内装下地工事】

次は内装仕上げに向けた準備になります。既設じゅらく壁箇所をクロス貼り出来るようにベニヤ板を貼っていきます。

 

 

下地工事と片付けでほぼ1日です。エアコン裏も浮かせてベニヤ板を入れ込めるとこまで入れていただきました。

 

【内装仕上げ】

パテ処理からスタートです。下地処理したら貼るのみです。養生したので完了まで出番無しな私は現場を離れます。

 

 

襖とマッチした新しい壁に仕上がりました。これでお正月の集まりも安心ですね。落ち着きながらもワントーン明るい壁色にさせていただきました。

 

反対側は一部分だけですので既存壁に近い壁紙を探して、施工させていただきました。写真レベルでは差はわからないかなと。壁紙で1日施工になります。壁補強から内装仕上げまでで全6日間での施工になりました。予定通り進みました。H様のご協力あってこそです。ありがとうございましたm(_ _)m

 

【廊下床工事】

 

根太上に廊下床板が直貼りされてました。施工当初はいいのですが年数経つと...。床板の腰がなくなってしまっていましたし(ベニヤ層が剥離したり)、サネもよく歩くところが傷んでしまいフカフカした感じの歩き心地になってしまっていました。

 

加工場所です。中は仕上がっていますのでここからは天気が悪くならない限り、玄関前で加工をしていただきます。

 

今回は重ね貼りの提案です。昔の作りで各ドア敷居部立ち上がりあったので重ね貼りで対応しました。既存床が捨て貼り扱いになるので、床自体もしっかりします。剥がしの手間や処分費もが抑えられるメリットもあります。欠点あるとすると、階段1歩目の歩行感覚変わってしまうのと土間から廊下に上がる部分の高さが増してしまう事です。このメリットとデメリットの説明もさせていただきました。この施工前に階段手摺と玄関手摺を施工していた事もあり、デメリットはそれほど気にならないとなりましたのでこの改修方法で進めさせていただきました。

 

床の弛みを止めるため、根太箇所にビス打ちをします。その後に框にかぶせ型のL型框を取り付け床を貼り始めます。廊下は入り組んでおりデッコミヘッコミが多いので、加工は大変です。今回は框施工に、玄関収納着脱、廊下も長めでしたので3日間の施工で考えさせていただきました。

 

貼った箇所を養生します。施工の為もありますが、3日間に渡る施工ですので、H様が施工期間外の時間も過ごしやすいようにしっかりと養生します。

 

施工完成です。H様の内装色、そして和のテイストに合いやすいように少し赤みのある床材を選定させていただきました。名前は和っぽくないですが補強材に続き大建工業の『エクオスファインⅡのティーブラウン』が選定床材になります。框も同色を選定させていただきました。巾木や敷居の突き付け部もきれいに納まりました。大工さん、いつも綺麗な施工ありがとうございます。床工事部分で全3日での施工対応となります。重複した日程考慮し、実働全8日での施工となりました。H様、職方の皆様お疲れ様でした<(_ _)>

 

 

久し振りのブログ作成になりましたが、何とか終わりにこぎ着けました。丁寧に紹介しようと思ったらなかなか終わらず...。日々の仕事の合間や昼飯出てくるまでの時間などで対応したら、2週間くらいかかってました( ; ゚Д゚)施工の進み方を見ていただくにはいいかもしれませんがこれが負担になって書かなくなり過ぎも✕かなと。ボリュームを落とし、もう少し短縮しないとと思う今日この頃です。

 

ではまた。

 

武蔵野店  平営業  大久保

一覧へ戻る

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら

0120-616-881