埼玉県 草加市S様土地 2025年12月19日
埼玉県草加市のS様よりご用命いただいた、約1855㎡の休耕田(田んぼ)を駐車場化する大規模造成工事が完了しました。 水分を多く含む元農地を駐車場として再生させるには、車両の重さに耐える**「地盤の強化」と、雨水をスムーズに流す「排水計画」**が品質を左右します。
今回は、広大な敷地を永く安心して使える駐車場へと変貌させた、当社の施工技術をご紹介します。
施工前後の変化
施工前(Before) 背丈の高い雑草に覆われ、足元もぬかるみやすい休耕田の状態でした。そのままでは車両の進入すらままならない環境です。
施工後(After) 徹底的な整地と転圧により、見違えるほどフラットで強固な敷地が誕生。外周ブロックや排水機能も完備し、背景の大型施設とも調和する美しい駐車場用地となりました。
本工事のこだわりと施工詳報
今回のミッションは、軟弱地盤の克服と万全な雨水対策です。
1. 造成・路盤改良(強固なベース作り)
田んぼ特有の凸凹(不陸)を直し、大型車が乗り入れても沈まない強い地盤を作りました。
客土・整地: 良質な土を搬入(1484㎡)し、レベル(高さ)を厳密に管理しながら全体(1855㎡)を整地。
路盤工: 再生砕石(RC-40等)を厚さ150mmで敷き均し、重機による本転圧でカチカチに締め固めています。
2. 鉄壁の排水システム(暗渠・BOXカルバート)
水はけの悪い土地において、最も注力すべきは「水処理」です。
ボックス暗渠埋設: 地中にコンクリート製のボックス暗渠(北側700角・南側500角)を通し、豪雨時でも滞留しない排水ルートを確保。
集水・流量調整: 大型の集水桝(H1300等)や横断側溝を要所に配置。さらにオリフィス桝や越流桝を設け、公共下水道への排水量をコントロールする高度な施工を行っています。
3. 外構・境界ブロック工事
隣地境界を明確にし、敷地の土留めとして機能させる工事です。
ブロック積: 120CBブロックを2~4段、総延長約105mにわたり施工。
基礎構造: 幅400mmのコンクリート基礎にD-10鉄筋を配筋し、倒壊や傾きを防ぐ頑丈な造りにしています。
4. 出入口・付帯設備
利便性と安全性を高めるための仕上げ工事です。
出入口コンクリート: 摩耗や段差ができやすい出入口は、ワイヤーメッシュ入りの土間コンクリート(厚さ150mm)で舗装強化。
その他仕上げ: 停止線の白線引き、アイドリングストップ看板、緑地帯の縁石設置など、運営開始に必要な設備もトータルで施工しました。
【草加市周辺】農地転用・駐車場造成ならお任せください
田んぼや畑を駐車場にする際、安易な砂利敷きだけでは「ぬかるみ」や「タイヤのスタック」といったトラブルが後を絶ちません。 当社では、正確な「測量」から、「暗渠排水」「舗装工事」まで、その土地の特性に合わせたベストな造成プランをご提案します。
■工事概要
現場: 埼玉県草加市 S様所有地
面積: 約1855㎡
施工内容: 造成工事、客土、路盤工、ブロック積、ボックス暗渠・集水桝設置、コンクリート舗装、排水設備工事 一式
草加市、八潮市、三郷市エリアで土地活用や造成工事をご検討の際は、ぜひ実績豊富な当社へご相談ください。
| リフォーム部位 | 田畑 駐車場 造成 |
|---|---|
| 面積 | 1855㎡ |
| 工期 | 3か月 |
| 費用(税込) | 1000万円〜 |
| 建物種別 | マンション |