平素は一方ならぬご支援をいただき、心より感謝申し上げます。松井産業グループ代表の松井孝司です。毎月お届けしている「宇一通信」の第3号を発行いたします。
さて、この度、弊社は5年目となる恒例の「餅まき」を無事執り行いました。 去る8月23日、本社近くの彦成（埼玉県三郷市）にて、弊社が建設中の賃貸戸建てモデルハウスの上棟式を行い、その一環として、昨今では見かけることが少なくなった餅まきを開催した次第です。夏の暑さを考慮し夕方からの開催としましたが、当日は弊社社員のほか、近隣にお住まいのご家族連れなど70～80名の方々にご参加いただき、大いに盛り上がりました。
餅まきは、家の安全や家族の息災を願う、日本に古くから伝わる儀式です。しかしながら、神主の手配や職人衆への謝礼、さらには餅やお菓子、現金などの準備に多くの費用と労力を要するため、今日ではほとんど行われなくなりました。そうした状況下で、弊社では5年前にこの行事を再開し、以来毎年継続しており、今回で5年連続となりました。
私たちがこの餅まきを重要視し、継続するのには、二つの大きな理由があります。 第一の理由は**「地域貢献と文化の継承」**です。100年前に呉服店としてスタートして以来、松井産業は常に地域の皆様との深い繋がりの中で歩んでまいりました。餅まきという日本の良き習慣が廃れつつある今、建設に携わる者として、子どもたちに「昔はこうした風習があった」と直接体験してもらい、地域との結びつきを再認識する場としたいのです。
第二の理由は**「健やかに年齢を重ねる姿を示す」**ことです。今回は、96歳になった私の母に、あえて高い場所まで階段で上がってもらい、餅まきに参加させました。これは（第1号でも触れた）弊社の「100歳プロジェクト」の理念にも通じるもので、「年齢を重ねても元気でいられる」という姿を、地域の皆様にご覧いただきたかったのです。
終了後、母が「来年もまたやりたい」と意気込んでいるのを見て、私自身もこの活動を続けていく思いを強くしました。来年も行うつもりです。地域の皆様と手を取り合い、この楽しく意義深い伝統行事を継承してまいります。
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