「人生100年時代に向けてウェルネスリフォームをおすすめしている秦野市のコラムホーム 横溝 仁美です。」
先日、戸建てリフォーム工事が無事に完了しました。
今回の現場では、キッチンを壁付けから対面キッチンへと変更する工事を行い、暮らしの中心となる空間が大きく生まれ変わりました。
その工事の中で新しく設置したのが「キッチンカウンター」です。
今回使用したのは、やさしい風合いが魅力の集成材の白木。木の温もりを感じられる、とても素敵な素材でした。
ただ、そのままの白木の色味では、既存の巾木(はばき)や建具の色と少し雰囲気が異なってしまいます。
そこで、空間全体に統一感を持たせるため、塗装屋さんに色合わせをお願いしました。
実はこの色合わせ、思っている以上に難しい作業です。
既存の巾木の色は、長年の暮らしの中で少しずつ変化した、いわば「この家だけの色」。
新品の木材にその色を合わせていくには、何種類もの塗料を使いながら、微妙な色の違いを見極めて調合していく必要があります。
塗装屋さんは、色を作っては木に塗り、乾かして確認し、また微調整をする...
その工程を、時間をかけて丁寧に繰り返していました。
その姿は、ただ色を塗っているというよりも、「色を育てている」ように見え、とても印象的でした。
そして、仕上がったカウンターを見た瞬間、思わず「すごい...」と声が出てしまいました。
白木だった集成材が、まるで最初からそこにあったかのように、巾木や空間全体に自然と馴染んでいたのです。
新しく設置したはずなのに、どこか懐かしく、落ち着いた雰囲気。
それでいて、空間全体がすっと整い、ぐっと引き締まって見えました。
この仕上がりは、間違いなく塗装屋さんの技術と経験によるものだと感じました。
リフォームというと、設備や間取りの変化に目が向きがちですが、
実はこうした「色」や「質感」の調整が、空間の心地よさを大きく左右します。
そしてそれを支えているのが、職人さん一人ひとりの経験と感覚、そして丁寧な仕事。
今回の工事を通して、改めて職人さんの技術の素晴らしさを実感しました。
キッチンに立ったとき、ふと目に入るカウンター。
その色がやさしく空間に溶け込んでいることで、毎日の暮らしがより心地よく、あたたかなものになっていくと感じています。
コラムホームでは、こうした細やかな部分にもこだわりながら、
「こころと身体が整う住まいづくり」を大切に、工事を行ってきました。
工事は完了しましたが、ぜひこの職人さんの素晴らしい仕事をお伝えしたく、今回ブログにまとめました。
施工写真は来年に掲載いたしますので、どうぞお楽しみに。