愛知県 K市 G様邸 2022年2月16日
男子トイレ専用として小便器が設置されているトイレを、洋便器に交換して多くの方に利用してもらいたいとのご相談をいただきました。
既設の排水管の径が洋便器用としては小さく無理に接合しても排水物が詰まりやすくなる事、また排水管を新たに設ける経路を考慮すると工事費用が高くなってしまい予算内に収まらない事がネックとなっていました。他に良い方法がなく床の一部を壊して排水管をやりなおす場合の見積りを提出させてもらう事となりました。
計画をする上でも既設の埋設されている配管がどのように施工されているのか、また新規に配管を設ける経路をどのように計画するのかを検討する為に、建築当初の図面を何とか探して頂き、図面を確認させて頂きました。当初は図面が無いとの事で現地で何か良い工事の提案方法がないかを考えていたのですが、図面をみると計画していたトイレの壁裏側に女子トイレがあり、背面壁を隔てて隣接していました。また女子トイレにはメンテナンスがしやすいように点検蓋が設けてあり、距離も程よく近かった為、マンションなどで良く利用されている壁排水型の洋便器を計画する事で排水の勾配を確保し女子トイレ側の点検口に排水を接続する内容にて改めて工事の内容を計画しなおしました。
方の方法だと女子トイレの空間に接続した排水管が一部露出してしまうので、排水管を覆う棚(荷物置き)を造作する事で見た目も良く、排水の詰まりなどの非常時の際も点検口として利用できます。他にもトイレ室の壁クロスや、LED照明への交換工事、トイレ建具の鍵の取付けなど、必要と思われる工事を提案させて頂き工事をさせて頂きました。
築年数 | 20年 |
---|---|
工期 | 2日 |
費用(税込) | 〜100万円 |
建物種別 | 戸建て |