カビの豆知識
カビは真菌と呼ばれる微生物の一種で、空気中のどこにでも漂っていて、多彩な種類が存在します。
たとえば麹カビは日本酒や味噌などの発酵食品に欠かせず有益なものですが、
家でよく見られる黒カビは室内の湿った場所や水回りなどで発生し、
美観を損なう上、健康に悪影響を与える可能性もあります。
カビが繁殖しやすい三大要素
●湿度７０％以上
●温度２５～３０℃
●カビの栄養となる食べかすや埃など
カビの発生しやすい場所
●浴室・洗面所 ●窓のサッシ
●トイレ ●ベッド・布団
●キッチンのシンク周辺 ●エアコン内部
●クローゼット・靴箱
カビの繁殖を軽減する予防策
カビ対策の基本は、湿度管理
室内の湿度を常に適切なレベルに保つよう徹底する。
１日数回は、窓を開けて換気をしましょう。
梅雨時期は、除湿機を活用し、湿度４０～６０％を心がけましょう。
エアコンのドライ機能も有効です。
こまめな掃除でカビの栄養源を取り除く
食料品はもちろんのこと、埃や塵などの汚れは、すべてのカビの栄養に。
こまめな掃除がカビの繁殖を防ぐ近道です。
室内の空気をきれいにしてくれる空気清浄機の設置も一考です。
室内干しは極力さける
室内干しは、湿度を上げてしまう要因のひとつ。
また洗濯物も乾きにくいため、菌が繁殖し、不快な臭いに加え、
衣類にカビが生えてしまうケースも。
どうしても干す際は、サーキュレーターや除湿機を稼働しましょう。
カビが好むバスルームは徹底的な対策を
湿度、温度、栄養の条件が揃いやすいバスルームはカビの温床。
お風呂上がりに、水シャワーを床や壁にかけるほか、できれば換気扇は２４時間稼働を。
機能性に優れたリフォームもおすすめです♪
家具の配置やインテリア素材を工夫
家具の配置は空気の流れに大きく影響します。
壁から少し離して配置することで、空気の循環を促進し、家具の裏側や壁のカビの発生を防ぐことに役立ちます。
家具をはじめインテリア素材も吸湿性や調湿性に優れたものを選ぶようにしましょう。
まずは自宅の湿気対策が必要な場所をチェックしたり、
換気の方法を振り返ったりして、どのような対策があなたのお家にとって効果的なのか見直してみましょう。
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