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全量売電ってご存知ですか?

 

 

最近よく課題にあがります。

 

「全量売電」

 

九州電力管轄ではこちらの申請を受け付けてもらえなくなったのです。

 

その余波を受けて他の管轄も受付終了を発表していますね。

 

このことで頭を悩ますことが多いです。

 

 

では全量売電とは?

 

 

太陽光パネルをご計画のされるならば、検討の一つになると思います。

選択の種類は主に

 

① 余剰電力買取り

② 全量売電

 

どちらも太陽光パネルで発電したものを電力会社に買い取ってもらうシステムです。

 

① は発電し、使用している電力より余剰の分を買い取ってもらう

② は発電した電力をすべて買い取ってもらう

 

ちょっとしたビジネスでしょうか?

 

但し、縛りもあります。

① は10年の契約であること。

② は太陽光パネルの容量が10kwという大きなもの以上でなくてはならないこと。

20年契約であること。

 

ここで申し上げたいのは、ビジネスをするのであればご自身がプラスにならなければ

なりません。

(1)どのくらい積載可能なのか

(2)10年、20年のトータルでいくら買い取ってもらえる見込みがあるのか

(3)設置金額

 

簡単にいうとここら辺を計算しなければなりません。

 

(2)の予想金額が(3)の設置金額を上回らなければならないこと。

 

太陽光パネル自体、高価なのでしっかりと計画が必要です。

 

 

 

 

では、全量売電が儲かるのでは?

 

ここもたくさんの検討事項があります。

A.積載可能KW

B.必要経費

C.申請受付

 

 

A.全量売電の必要容量10KWは一般住宅で考えるととても大きいです。

 

パネル1枚 おおよそで畳1枚くらいなんですが、

PANASONIC244αで検討すると43枚必要です。

 

43畳分の屋根の大きさが必要です。

 

私たちは設計をしていて15枚のパネルを乗せるのを苦戦します。

 

感覚でいうと、初めから10KWを乗せる住宅を考えて建物の屋根に20~25枚

他をカーポート屋根を作って乗せて何とかいけるかいけないか。

 

 

B.必要な投資金額は設置のすべての費用です。

 

パネルの設置費用だけでなく、状況により、先に上げたカーポートの費用

 

また、電力会社各社より後日 工事費請求があります。

こちらは周囲の電線、電柱の内容により様々で、また、大分先でないとはっきりとした

金額がわからないのです。

ここが一番怖いところかもしれません。

 

 

C.冒頭に述べました、電力会社による全量売電打ち切りの可能性

上記の検討をしてなお、打ち切りの方向性があるとのこと

 

しっかりと計画し、管轄の電力会社にしっかりと確認することが大事ですね。

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