| こんにちは! 本多建設の本多和彦です。 |
| 私の世代では、主夫業がさかんのようだ。 |
| 定年退職して、日がな一日何もせずに家にいることは、退屈を |
| 通り越していやになるはず。毎日のルーテインを決め、それを |
| 几帳面に実行している人もいるが、多くはどうしているんだろう。 |
| 人によっては昼飯は自分が作り、夕飯は女房というパターンも |
| 結構ある。三食旦那が作り、勤め人の子供の弁当まで作って |
| やるというすごい奴もいる。毎日のことだから脱帽するしかない。 |
| かく言う私も、日曜日は用事がなければ、我が家の1週間分 |
| の食料を買い出しに行く。時には女房と一緒だったり、今年に |
| なって、同居している3歳の孫と行ったり、天気が悪ければ |
| 一人だったりする。長年続けているので、1週間分の食料の |
| 量とだいたいの総額がわかるようになった。 |
| 日曜の夕食のおかずは私がいる限り、私が作る。まあ月に |
| 1度はカレーだから、レパートリーはそんなに増えない。日曜 |
| の他にもう一日くらい、早めに帰り、私が料理する。60歳の |
| 頃からなんとなくいつのまにかそうなってしまった。 |
| 手順がある。まず必ずおひたしを作る。夏はツルムラサキは |
| 私の好物なので、ほぼ毎回つくる。辛子醤油で食べると実に |
| 美味しい。他に小松菜、アスパラ菜、菜の花、ほうれん草など。 |
| カレーの日は生野菜、といってもレタスにキュウリを刻んで混ぜる |
| だけ、時には生ワカメも入れる。なんと言っても野菜と海藻類は |
| たくさん食べろとみんなが言うから。メインのおかずは魚か肉か |
| のどちらか。魚の場合、生サンマか生鯖、塩鮭を焼く、または |
| 干物、サンマ、鯖、赤魚、それくらいあればメニューに悩まない。 |
| 肉料理は意外と少ない。娘夫婦と同居しているので、彼らは魚 |
| より肉料理が多いので、私が作るときは魚が多くなってしまう。 |
| 歳のせいもある。 |
| 肉料理は牛肉の柳川風煮込みが得意、牛肉を日本酒でさっと |
| 煮て、色が変わったら取り出し、タマネギとゴボウを残った汁 |
| で煮、牛肉を戻して、醤油、みりん、日本酒で弱火でぐつぐつ |
| 煮込み、最後に卵を溶いて上からかけてとじる。私の大好きな |
| 食べ物でもある。娘の旦那も美味しそうに食べる。ご飯が |
| はかどるようだから間違いない。 |
| 私の当番の時は、ほぼ毎回豆腐を出す。夏は冷や奴、冬は |
| 湯豆腐、春、秋はその時の雰囲気でどちらか。もう一つ夏に |
| 欠かせないのは、ところてん。酢をたっぷりかけて、これも |
| 辛子醤油が合う。私は酢の物はあまり好きではないが、ところ |
| てんだけは酢がないと美味しくないから不思議だ。 |
| お酒のつまみに時々、おくらを細かくたたいてネバネバにして、 |
| 納豆に混ぜて、海苔をパラパラとかけて、醤油をたらす。結構 |
| いける。 |
| 身だけの冷凍アサリを、だし汁で煮て、大根を細く切ってさっと |
| 煮て、ちょと醤油で味付けして、皿に取って、一味唐辛子を |
| 振りかけて食べるのも美味しい酒のつまみとなる。これは池波 |
| 正太郎の「仕掛け人藤枝梅安」の小説の中に出てきたので、 |
| 試しに作ってみたら、絶品だった。 |
| こうしてみると、食べ物を作るということは、面白いもんだと |
| はまってしまう。暇人には最高の遊びかも。もしよろしければ |
| お試しあれ。 |
| 2016.09.08 |
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