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「迎え火とイタコさん」      黄泉からの便り(とわずかたり)

夏⑤風鈴.jpg・・今日はお盆の入り。 お迎え火を焚く日・・

義父も実父もすでに黄泉の国の人。優しい家族、あたたかい親せきに囲まれて幸せな私の日記です。仕事には直接関係ありませんが、そんな私の話を聞いてください。

幼少時はお盆の入りに「迎え火」「送り火」を焚きましたが、それもいつの間にか恒例行事から外れ、結婚後再び義母と共に焚くようになりました。お墓詣りに行って、お仏壇にお供えをして、親せきを迎えて・・・と "お盆"は"お正月"とは違った「何かの神秘」がありました。"亡き人をしのぶ"というより"霊の里帰り"の趣からでしょうか。 今朝はキュウリとナスに割り箸を刺して、ご先祖様を迎える準備。

夏③花火.jpg死に目に会えなかった父。「最後を看取れたら、私に何か言葉を残してくれたかな?」いつも心に問うています。

地方では、今でも「イタコ」(巫女)さんに、「口よせ」(霊の代わりに亡き人の言葉を代弁する)という風習があり、突然事故で大切な人を亡くした方や、どうしても霊と話がしたい! という残された者の思いを叶えてくれます。

・・・半世紀の昔、突然ご主人様を亡くされご婦人が親戚に勧めら「イタコ」さんにお願いに行きました。巫女さんが降霊術をはじめ、しばらくすると男言葉で話が始まりました。「ビールが飲みたい」 亡夫(イタコさん)の言葉を聞いてそのご婦人は、数日後、当時としては贅沢なビールを降霊しているイタコさん(=亡夫)に飲ませたそうです。また私の実父は"胃ろう"していたので、口から食物をとることがでず、お通夜の祭壇にビールがお供えしてあった光景は今でもくっきり見えています。たとえ嚥下障害で大事に至ったとしても、病院で1年半天井ばかりを見つめてた父を思うと「あの世の父に心の内をぶちまけたい!」 という気持ちも強いです。

ホントに「とわずかたり」

最近気付いたことがあります。父が単に「今、まさに生きている」という心の支えが父からの強いメッセージでした。

残酷ともいえる長い入院生活でしたが、父は私のことを大事に思っていてくれたのだと自分を納得させています。

夏④お盆提灯.jpg

子供たちに「イタコ」さんの話をすると昔の話と思うようですが、今でも「恐山」の大祭などで降霊術を施す「巫女」さんたちは活躍しています。

・・・不謹慎な内緒の話・・・

もしも○○さんたちが「イタコ」さんだったら、「焼肉」「ステーキ」「ケンタッキ・ーフライドチキン」「コーラ」かな?

こんな冗談が言えるのは「父の死を乗り越えた」ということでしょうね。

・・・おまけの話・・・

つい最近まで「生」と「死」は家庭の中にありました。お産も「家」で、老衰でお年寄りが天国へ行くときも「畳の上で」という願い。現代は「生」も「死」も病院での出来事に変わりつつあり、実生活の内側(つまり生の延長の出来事)には存しなくなりました。終末期医療が見直される中で、「死」はどうあるべきなのでしょう。 

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