先日、8月1日の墓参りのことを書いたが、そのために野山に花取りにいったものである。私の子供の頃の話。
今、野山に行っても花はない。
里山は人の手が入らないと草花は絶えて行ってしまうのだ。
どんな高価な花よりも、野山に咲く花が好き。
花取りは30日だったかな。近所のお姉ちゃんたちにくっ付いて、野山を駆け回ったものの。鬼ゆり、くるまゆりを見つけると、その百合を目指して一山超えることも。
桔梗、ミソハギ、女郎花にフジバカマになでしこに、野花菖蒲も好きな花のひとつ。
野の花菖蒲は今頃咲くのだった。
母は忙しかったから、私が取るようになって本当に良かったと言った。
そうでなければ、田の土手にあるヤブカンゾウで間に合わせていたと笑ったっけ。
そんな慣習もたちまち消えてしまった。
でもこの時期になると、心が野山に飛ぶ。
Cちゃんが小学生の頃、車で昔行ったあたりに行って見た。
でも全然なかった。
でもねえ、ここにきて熊でしょう。
車でも行けないわ。
我が家の庭にそんな野の花を増やしている。
女郎花、桔梗、なでしこに、ヤブカンゾウや、名前も知らない花も。
畑にも。
道端の土手にあるのも、たちまちとぼれるように消えていく。
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