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佐久の郷土色・・・・凍りもち

みゆきさんが、これお借りしたものなんですが、と「恋・むすび」-長寿の食事・・・そして今へー、という意味深な雑誌を見せてくれました。

長野県栄養士会 佐久支部が1998年に発刊した物でした。

佐久の伝統の食事のレシピ本でした。

貸してくださった方が日々使われているのでしょう、その利用振りが分かるくらい使い込まれています。

私も佐久の郷土食のもう少し最新版を持っていました・・・・最近になって必要な分だけファイルして絶対量を減らしたばかりです。

でもこちらはレシピの数が多いのです。

昔からの物にアレンジをした物もいっぱいです。

パラパラとめくっていた私の目に入ったのは、「凍りもち」でした。

私があちこちで目にしていた「凍りもち」は、実家の母が幼い時に作ってくれていた物と違っていました。

あのほのかに甘いサクサクとした「凍りもち」は、私の憧れの母の味だったのでした。

今でも自分の舌に甘味とサクサクとした触感が残っています。

義父も義母も作ったことがないということでした。

どうやって作るのか・・・・もう2度とお目にかかれないものと諦めていたのでした。

それがです。載っていたのです・・・・2通りも。

その一つは、物のない時代のレシピで、使うお米はシイナと言って今だったら動物のエサ用の物に甘味はサッカリンでした。

現代向きのレシピは

①もち米のお粥を炊いて米の粉を入れてこね、それを広げて凍らせる。 この方法はサクサクとした柔らかいものが出来る。

と超簡単なレシピです。

わかりませんよね、やっぱりもう一つの作り方の記述を載せないと理解できませんね。

②それを棒状にのばして、三晩外へ出して凍らせる。

③包丁で食べやすく切って日陰干しにする。

えー、これだって難解ですね。

佐久は寒冷地だからできたのでしょうね。まず分量の表示が一切ありません・・・・これは経験を重ねるしかありませんね。

棒状にしたものを小口切りにして、さらにカラカラになるまで干していました。

干しあがったものは、缶に入れられ、子どもたちのおやつとなりました。

自然の甘味だけです。

海苔やゴマを入れた物もあったような気がします。

ほのかに紅や緑の色も付けたりも。

餅というから餅を想像していました。お粥なんですね。

長い間の疑問が解けました。もう60年も前の記憶です。

今年は暖冬ですし、この時期になれば無理ですので、来年絶対に挑戦してみます。

このレシピ本にこんな文章が載っていました。

『昔は食物の不足の時期も含めて、米の供出が厳しく行われていたが、小麦の供出はなかったという。

食糧難も手伝って、米の取れないときは小麦や大麦などの二毛作があちこちでおこなわれていた。

米を使った「おこびれ」も、ふすま(小麦をひいたときに出る)、シイナ(出来の悪いお米)を粉にしたものや、

あまったごはんでおにぎりやこねつけ、凍りもちを作るなど、食料を無駄にしない生活の知恵がいっぱい見られる。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「かぼちゃ熱湯」のレシピを見ていたら思い出しました。

私これが嫌いだったのでした。大鍋いっぱいに作られたこのかぼちゃ。

このレシピだったのですね。ようやくわかりました。

材料 4人前

かぼちゃ  300g

油     適量

水     適量

砂糖    大1

小麦粉   大2

①かぼちゃを一口大に切り油で炒め、水をさして煮る。

②そこに小麦粉を水で溶いて入れる。

③砂糖で味付けをする。

何が特徴かって、小麦粉なのですね。私の舌が受付けなかったのはこの小麦粉の触感だったのでした。

私がよく作る「こねつけ」も載っていました。

私の自己流と違って、こちらは小麦粉の量が圧倒的に多く、なるほどと納得です。

郷土食いいですね。

戦後生まれの私ですが、農家だから食べる物に不自由した思い出はありませんが、冷蔵庫か

我が家に来たのは昭和35年でした。

冷蔵庫が食生活を変えたことは間違いありません。

齢をしたら幼い時食べた物が懐かしくなるというのは本当ですね。

それではまた。

依田 美恵子

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