選挙が終わりました。９１歳の母が「私はもういいよね」と言います。「おばあちゃん、選挙は未来の子供たちのためにするのですよ」と言いましたら、行くと言いました。

　一人で歩くことが不安なのです。

　それでも棄権しなくて本当によかったわ。

　夫は立ち合いで１３時間の拘束でしたが、夫が帰宅する前に出口調査で当確がテレビで流れるのを見て、なんか不思議な気分でした。

　投票率の低さを見ると、みんな人任せに考えているのだと思います。

　朝食時、ずっと選挙のニュースが続いています。ちーちゃんが「私選挙ばっかりでいやだわ」と言います。「でもねえ、私たちは選挙でしか自分の考えを主張することができないのよ」

　「もしこれから戦争します、と言ったらどうする」「私反対する」とちーちゃん。

　「でもどんなに反対してもちーちゃんの意見はなかなか届かないのよ、だから自分と同じ考えの人を選んで、その人に意見を言ってもらわなければならないのよ」

　だから選挙は大切なの。

　ちーちゃんわかったかな。

　いつでも思うけど、選挙公約のむなしさ。選挙公約って誇大広告ではないのって思うけど。

　投票してもむなしさの残ることがしばしばだけど、女性に参政権があるようになったのも戦後のこと。

　自分の意思で選べる権利を放棄してはならない。当たり前のことのようだけど、すごい歴史の上になりたってきているのだからと思う。

　母が年上の友人が選挙を棄権したことがないと、ディサービスで聞いてきた様子。だから頑張っていったのかもしれない。

　投票した人が当選しなかったとしても、自分が投票した結果であれば納得できるし、政策にも我慢もできるかもしれない・・・そんなわけないかな。

　やけに気になるのは・・・・国民がみんなお客様意識が強くなってきていることなんだけど。やっぱり選挙には行こうよね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　依田　美恵子
　軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅　中島木材の家
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