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山事情が変わる。

 夫の友人から目の下1尺5寸もありそうな鯛を、たくさん釣れて困ったからと、世にも不思議な言葉と共にいただいた。夕食も始まっていたが、なによりこの巨大さでは私には手も足もだせない。

 翌日知り合いの料理屋さんに持ち込んだら食べるばっかりにまでの皿盛にしてくださった。粗もたっぷりと添えられてきたから潮汁かとも思ったが、野菜たっぷりの粗汁にした。

 息子ファミリーに届けたらお刺身に目がない孫ちゃんは目を輝かせた。午前中には会長特製の「鹿肉カレー」が届けられていたから、嫁ちゃんは今日は何も作らなくても大丈夫と喜んでいた。

 海外出張から息子が帰る日だったから鯛の刺身とカレーは喜ばれただろう。

 この頃気になること。

 自然エネルギーの中で太陽光発電に偏らないような方向に持っていく傾向だが・・・・・・。

 バイオマスエネルギーの工場が全国で順次稼働が始まってくる。

 今まで伐り捨てられていた木や枝や根とか、また製材工場の端材を使ってというレベルではない。

 木材を日本で一番使うのは合板である。ベニヤとかコンパネの類である。ロシアの関税の都合で合板工場が内地材に転向し、木材の流通が変わったのも、つい最近の出来事である。

 合板工場は山土場から直接運び出すから、その実態はふつうの人の目に触れることはあまりない。私は材木を積んだトラツクをしばしば見ては、その動きを感じていた。

 製材工場に材が流れにくくなってきていた。

 長野県内にも大型の木材加工工場が今年4月に竣工した。その一環としてバイオマス発電が2年後から稼働する。

 木材の加工能力数だけを言えば既存の工場のあらかたを凌駕するだろう。その集材だけでも危惧されているところへ来て、さらにバイオマス発電ともなれば、本当にどうなるのだろうと思う。

 山には確かに木はたくさんある。決してないとは言えないが、伐って採算にあわない場所や不在地主や持ち主の確定していない山も多く、あってもなかなか切り出すことができない山も多い。

 それでも長いこと大根の方が高いと言われた木、持ち主に還元できる方向になってきたことは確かだろう。しかしその後植林をし下草を刈るということをするだろうか。

 今後手っ取早く木を集める必要が生じるのは必至である。その結果禿山が出現するだろう。

 植林もしないままに山を放置した場合、災害が発生するのは目に見えている。

 そのままの放置は将来バイオマスにする原資もないということなのである。

 日本各地のバイオマス発電の始まった地域から聞こえてくる「つぶやき」に私は心を痛める。確かに自然エネルギーはすばらしいが自然資源を使うものは、極端に走ってはならないと言うことである。

 大にすれば省力化も低コストも可能だろうが、既存の産業を成り立たなくさせるのも忍びないと思う。

 どこか間違っている、そんな思いで胸がざわざわするのである。

 もうしばらくしたら製材工場は材木を集めるのに大変になるだろう。木材の高騰が始まり、それに消費者が耐えていけるだろうか。

 競争原理ではなくこれは買い取り価格だったり補助金だったりの問題でもある。

                                                                           依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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