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鈴なりの柿の木に思う。

 カレンダーをお届けにうかがったお客様の家の柿の木には3つほどが残されていました。小鳥へのプレゼントなのかもしれません。

 先日会社の横を歩いて通る数人の皆様が、みんな前方を見ないで横のりんご園の方向を向いて歩いています。車を乗り出そうとした私と顔を合わせたくないから?と深読みしたのでしたが・・・・・実はお隣のりんご園の視察の皆さんのご様子でした。

 道理で(笑)

 お一人の方がレジカメを構えた先にりんごがひとつぶら下がっていました。収穫も終わり葉も少なくなっているりんご畑の真っ赤なりんごがひとつ、なぜか寂しさの中に暖かさを感じさせるのでした。

 これも小鳥たちへのプレゼント以上の意味もあるのでしょうか。

 先の柿の木のお客様は家を建替えられる時に、入口にあるその木をどうしても残したいとおっしゃられました。古い庭木も家を囲んでいますから、工事は困難を極めましたが。

 その家の歴史とたくさんの思い出が柿の木にあるのでしょう。

 先日母の生家の横を通りました。庭先柿の木が鈴なりでした。

 母は嫁にいったらは「あれが好き、これが好き」と常々言ってはいけない口にしていましたから、食事時に好き嫌いを言ったのを聞いたことはありませんでした。

 それでも柿は好きだったのでしょう。標高の高い私の生家では、甘柿を植えても渋柿になってしまうと嘆いていたことを思い出したのでした。

 すずなりの柿を見ながら、幼き頃母が食べたのはこの柿だったのだと、今さらのように亡き母を思ったのでした。

 私の幼い時から幹が裂けていましたが、あれから半世紀過ぎてもその頃と少しも変わらない佇まいです。

 今年は柿の豊作でした。採られることのないままの木をいたるところで目にします。
半世紀前まで、あれらの柿は多くの子供たちにとって最高のおやつだったでしょう。

 秋の遠足の「こねり」という小さな柿の味が今も脳裏に残っています。

 子供の頃私はカボチャが苦手でした。給食の時隣席の男の子にそう漏らしたら、先生は私の器に山ほどのカボチャをよそつてくれました。

 口は災いの元・・・・の初経験でした。

 80歳を越えた頃、母が「本当はかぼちゃは嫌い」と言いました。それはないでしょう、あんなにかぼちゃを食べさせてと思いましたね。

 好きも言わなかったけど、嫌いも言わなかった世代だったのですね。

 でも分かるのです、何が好きで嫌いか・・・・DNAが同じらしくて、好みが似ているのです・・・・まったく(笑)
                      依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家

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