全国的に増え続ける空き家。
特に地方では、「親から受け継いだけれど、使い道がない」「冬場は寒くて住めない」といった声が多く聞かれます。
しかし、放置してしまうと家は驚くほど早く傷みます。
屋根や外壁の劣化、配管の凍結、カビや害虫の発生......。
いざ活用しようと思っても修繕費が高額になってしまうことも少なくありません。
秋は、そんな空き家を"資産"として見直すベストシーズンです。
気候が安定しているため、外装点検や軽微な補修に適しています。
屋根・外壁の再塗装や雨樋清掃、通気口の確認だけでも家の寿命はぐっと延びます。
また水廻りの水道などの確認も大切です。
少しずつ手を加えてあげることで、「貸す」「セカンドハウスとして使う」など、将来の活用の幅が広がります。
また、窓をインプラスで二重化すれば、寒冷地でも住みやすさが一気にアップ。
空き家を"貸せる家"へとリフォームする第一歩にもなります。
冬場の寒さが住みにくさになっている佐久地方では、定期的な確認に加え、
家周りを見直すことでも住み方に変化が見られます。
放置よりも、「守る」選択を。
家を次の世代へつなげるために、まずは現状確認から始めましょう。