LIXILリフォームショップ大栄

「熱中症は外で起きるもの」と思っていませんか？
実は、熱中症による死亡の約8割は屋内で発生しています。
特に高齢者や小さなお子さんのいるご家庭では、注意が必要です。

◆ なぜ家の中で熱中症が起きるの？

• 室温が上がっていることに気づきにくい

• エアコンを我慢してしまう

• 脱衣所や寝室など、暑さ対策が届きにくい場所がある

こうした原因が重なり、気づかないうちに体温が上昇し、熱中症の危険につながってしまいます。

◆ 住まいでできる熱中症対策

【1】温度と湿度を"見える化"しよう

室温28℃以上、湿度60％以上になると、熱中症のリスクが高まります。
温湿度計を各部屋に置いたり、スマート家電で遠隔確認できるようにすると、気づきやすくなります。

【2】断熱性の高い窓や遮熱ガラスに交換する

古い住宅の窓は、夏の暑さの約7割が窓から侵入しています。
Low-E複層ガラスや、既存の窓に内窓を追加するリフォームは、室内の温度上昇を大幅に抑える効果があります。

▶ 補助金制度が使える「窓リノベ」も要チェック！

【3】エアコンは遠慮せず、適切に使う

「冷房は体に悪い」と考えず、室温28℃を超えたらエアコンONが基本です。
特に高齢者は、暑さを感じにくくなるため、定期的に設定温度を見直しましょう。
サーキュレーターで空気を循環させるのも有効です。

【4】脱衣所・トイレにも冷房 or 換気扇を

浴室やトイレは、狭くてこもりやすい空間。
換気扇や小型エアコン、涼感マットなどで、暑さ対策を。

【5】家族で「夏のルール」を決める

• こまめに水分補給する

• 暑さを感じたら無理をしない

• 部屋の温度を共有する

住まいだけでなく、"家族での意識"も熱中症対策に大切です。

◆ まとめ

家の中だからといって、安心はできません。
住宅性能の見直しや、設備の使い方次第で、熱中症のリスクは大きく減らせます。
日々を快適・安全に乗り切るために、住まいから見直してみませんか？