弊社では新築住宅を設計する際、断熱性(Ua値)、気密性(C値)を重要視しています。高性能住宅を語る際にも、この二つはよく出てきます。他社様でも等級6以上の住宅を建てる時はこの数値がよく出てきます。
しかし家の住み心地はこの二つだけでは正確にはわかりません。
住宅の性能を知るうえで重要な数値の一つにη(イータ)値というのがあります。
η値とは日射取得率といい、窓から入る日射熱のうち、室内の暖房にどれだけ有効に使えるかを示す指標です。
数値が大きいほど「冬の日射を上手に取り込めている」ことを意味しています。
高性能住宅でパッシブ設計を考えるうえでとても重要な数値です。

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UA値:熱を逃がしにくさ
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C値:隙間の少なさ
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η値:熱を取り込む力
住宅は断熱材や窓の性能だけでは語れません。南面の開口部を大きく東西はなるべく小さくし、太陽の光を取り込めるようにしつつ、庇で夏の日差しは遮る工夫が必要です。
住宅設計は奥が深いですね。日々勉強の毎日です・・・。
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