徳島県西部で素麺と言えば、誰もが半田手延べそうめんを思い浮かべますね!
私も幼少のころから、夏の麺の定番として随分長い間お世話になっております。
半田には大小25件といわれる製麺所があり、全国的にも有名になり、夏の贈答品としても人気が高くなっています。
太麺の食感と、鰹だしのツユにスダチを輪切りにして入れると何ともいえない美味しさです。普段は半田そうめんを食べているので、あまり他のそうめんを食べることがないのですが、全国的に手延べそうめんで調べてみると、そうめんの三大産地は三輪(奈良)、播磨(兵庫)、小豆島(香川)になります。三輪そうめんは奈良県桜井市の三輪に位置し、三輪山をご神体として祀る、日本最古の大神神社を中心に発展し、そうめんの発祥地と言われているそうです。
山から盆地に吹く北風やそうめん作りに適した気候に恵まれ、たくさんの製麺所が誕生したそうです。中でも三輪山本の(白髪)は細麺として有名で、面の直径はなんと0.3mm舌ざわりは絹のように滑らかで、のど越しの良さに驚かされるはずです。
播磨のそうめんは、清流揖保川流域で室町時代から作られるようになり、明治時代に入り(揖保乃糸)として商標登録されました。
その特徴は、11の工程を経て作り上げる伝統製法で、麺生地を縄状により合わせ延ばす際にもよりをかけることで、滑らかなコシと歯切れのよい食感が出るそうです。
瀬戸内海に浮かぶ小豆島では、江戸時代に奈良から製法が伝わって以来、そうめん作りが盛んになり、今や製麺所の数は200軒以上あります。
小豆島のそうめんは麺を延ばす際にごま油やオリーブオイルを使うことが最大の特徴で、中でも、オリーブ麺島の光は小豆島を代表するブランドになっています。