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一体型トイレは買わない方がいい?分離型トイレとの違いって知ってる?

寒さが本格的になってきましたね!

今回は冬より夏派の藤田が担当します。

SNSを見ていると「一体型トイレは買わない方がいい!」なんてコメントを見ることもあります。一体型トイレと分離型トイレの違い、皆様はご存知ですか?

トイレは【タンク】【便器】【便座(機能部)】で構成されています。

便座(機能部)としているのは、ここでトイレの細かな機能に違いが生じるからです。便座カバーが必要な便座なのか、温水洗浄便座なのか、自動で水が流れるのか、フタが開くのか等々。

では、一体型トイレと分離型トイレの違いを考えていきます。

まずは下の写真、どちらも一体型トイレです。

上側の写真、こちらは一体型の代名詞でタンクレストイレです。

タンクレストイレはその名の通り、タンクがありません。

(便器内に内蔵されている種類もありますが今回は割愛します)

一体型トイレというのは【タンク】の有無に関わらず、【便器】と【便座(機能部)】が一体となったものを言います。

反対に分離型トイレとは、【タンク】【便器】と【便座(機能部)】がそれぞれ独立しており、お客様がご購入時に便座の機能だけでなく機種を選ぶことができるものです。

下の写真は分離型トイレですがパッと見ただけだと違いはよく分かりませんよね。

このトイレ、分離型ですので【便座(機能部)】をお好みに合わせてご注文いただくことが可能です。例えばLIXIL製品ですとこんな感じです。

≪便座一覧≫

スクリーンショット 2025-12-11 111048.png

※↑画像はLIXIL公式ホームページより抜粋

一体型のトイレは便座の機種を選ぶことができません。

ただし、機能は選ぶことができます。これはグレードと呼ばれたりもしますが、これを選ぶことでトイレにどんな機能を持たせるか選択することができます。

なんだか車を買うときに似ていませんか?

車種を決めたら、その車種でどのグレードにするか・・・的な。

それで、なんで一体型トイレが嫌われるような言われ方をしているかというと!!

便座を取替えたいと思ったときの金額差です。

一体型トイレをお使いの方が、新しい便座が欲しいなとなったときには【便器】ごと取替えをする必要があるからです。

【タンク】のあるトイレで一体型トイレだった場合、【タンク】も取替えます。つまりトイレ丸ごと取替えする必要があるということです。

これが大きな理由です。

じゃあもし便座が壊れたとき、トイレ一式20万~を便座壊れたら都度買わなきゃいけないの!?って思いますよね。

便座が壊れるというのは、

●便座が温まらない

●シャワーが出なくなった

●自動洗浄しなくなった

●フタが自動開閉しなくなった

などなど、こういう症状が起きたときです。

基本的にはメーカー修理を申し込んでいただき、保証期間外であれば有償修理となります。

よくある内容のほとんどは修理範囲内となっていて修理が可能です。

また、【便座(機能部)】だけの取替えも可能ですが、対応した専用商品であることが前提です。メーカーにて終売していて取替え不可となった場合、【便器】ごとの交換が必要です。

分離型トイレはこうした状況において、【便座(機能部)】のみを全く違う商品に取替えることができることがメリットです。

当店のようなリフォーム店で取り扱う製品以外にや家電量販店やホームセンターで販売されている便座のみの商品など幅広い範囲から選んで設置していただくことが可能です。業者に頼まずご自身で取替えされる方もいたり・・・

※既設トイレによって取付可否はありますのでご注意ください。

一体型の便座取替えよりも、分離型の便座取替えの方が安価であるため、一体型トイレがちょっと嫌われている(私の所感)ものと思います。

では一体型トイレのメリットは何でしょうか?

それは何よりも清掃性です!

トイレの清掃性ってめちゃくちゃ重要じゃないですか?

ひとくちに清掃性と言っても、色々あるのですが。

①凹凸が少ないのでホコリはさっと一拭き

②臭いの原因になる場所がお掃除ラクラク

この二点が一番大きく違うのではないでしょうか?

①のホコリが溜まる凹凸とはここです。

タンクと便座の隙間が谷になっていてココにホコリが溜まります。

一体型はここがどうなっているかというと、

これ分かりますか!?

この隙間がなくなっていること!!画像で伝わりますか!?

これがホコリをささっとお掃除できる理由です。

分離型でも下の写真のようにお掃除しやすい機能があるものもありますが、拭きやすさは全然違いますよね。

次に②臭いの原因になる場所です。

どこかというと・・・

この便器と便座の隙間です!!

ここに小水など汚れが溜まることもトイレの臭いの原因と言われています。

ここが一体型トイレの場合、簡単にお掃除できることができます。

●LIXIL

手動と電動があります。

●TOTO

簡単ワンプッシュで前側が上がります。

●Panasonic

パナソニックについては便器が陶器じゃないので接続部分すらないです。

これが一体型の清掃性です。

ちなみに【便器】を陶器の製品を選べば、【便座(機能部)】を取替えて【便器】はそのまま一生使えるのかと言われると、確かにそうかもしれません。

しかし、トイレの陶器が20年前から進化せずに現在に至っているのかというとそんなことは全くありません。汚れがよりつきにくく、使う人がより洗いやすく、とどんどん進化しています。

私個人的にはもう20年後にはトイレを洗うことはなくなってるんじゃないかと思いってます!もはやそうであって欲しいくらいには毎日面倒くさいです(笑)

トイレは滞在時間も求める機能も重要視するポイントも人それぞれ全然違います。

用件は一緒のはずなのに、本当にびっくりするくらい違います。

頻繁に買わない割には毎日何度も、家族(時々来客まで)みんなで使用します。

だからこそ、正しい違いを知っていただいて納得のいくお買い物をしていただけたらと思います。

一体型トイレ、分離型トイレ、どっちが良いかは人によります!

簡単にはその価値を良し悪しと言えないのでぜひご相談ください。

今回はトイレの一体型と分離型についてでした~!

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