みなさま、こんにちは。
スギ花粉が本格的に飛散し始めて、くしゃみ連発、鼻ムズムズ、眼もかゆかゆになってまいりました。
花粉症でお悩みの方、少しでも快適に過ごせるようにしたいものですね。
さて、今回はキッチンリフォームのお話しです。
自宅のバリアフリーリフォームは高齢者の方にとって快適で安全な生活を送る上で重要な要素です。
特にキッチン作業は、日常生活において大きな比重を占めており、その使い勝手の良さや安全性は生活の質に大きく影響します。
しかし、いざリフォームをするとなると費用や工事内容など、多くの課題が出てきます。
そこで、今回はリフォームの準備段階から成功をするためのポイントなどをご紹介をさせていただきます。
自宅のバリアフリーリフォームの基本~キッチン編~
◇快適なバリアフリーキッチンを実現するために・・・◇
高齢化が進む現代において、自宅のキッチンを安全かつ快適に利用できるようにリフォームすることは、
生活の質を高める上で非常に重要なことです。
使いやすい高さのカウンター、車いすでもアクセスしやすいレイアウト、そして安全に配慮した設備選びがポイントとなります。
例えば、カウンターの高さを調整することで、立ち作業が困難な方でも楽に調理ができるようになります。
また、足元のスペースを確保することで、車いすでの作業もスムーズに行うことが可能になります。
さらに、滑りにくい床材を使用したり、手すりを設置したりすることで、転倒事故のリスクを軽減することもできます。
これらのことを工夫することによって、高齢者の方も安心してキッチンを利用することが可能となります。
◇安全性を高める工夫◇
キッチンは火を使う場所なので、安全対策は不可欠です。
コンロの設置場所や操作性、そして火災防止のための設備にも配慮が必要です。
例えば、IHクッキングヒーターは火災リスクが低く、高齢者の方にも使いやすいとされています。
ただ、近年のガス用コンロは、ガス漏れ機能が充実しており、
さらに、ガス漏れ検知器を設置することで、万が一の事故にも迅速に対応することができますし、
どちらのコンロも、操作パネルは視覚的にわかりやすく、誤操作を防ぐ工夫もされていますので、
安全性はどちらも変わりはないかもしれません。
また、滑りにくい床材や手すりの設置も、安全性を高める上で有効な手段となります。
◇使いやすさを追求する工夫◇
使いやすさを追求するためには、動線や収納、そして設備の配置を工夫することが重要です。
例えば、よく使う食器や調理器具は、手の届きやすい位置に収納することで、作業効率を高めることができます。
また、カウンターの高さやシンクの深さなども、体格や体力に合わせて調整することで、より快適に作業することが可能になります。
さらに、スイッチ類についても、座った状態でも操作しやすい高さに配置することも重要になります。
これらを工夫することで、高齢者の方や車いすユーザーにとって快適にキッチンを使用することができるようになります。
<車いすでも使用可能なキッチン>
◇バリアフリーリフォームの費用(キッチン編)◇
キッチンをバリアフリーにするリフォーム費用は、規模や内容によって大きく異なります。
部分的なリフォームであれば、比較的低価格で済む場合もありますが、
全面的なリフォームとなると、高額になる可能性があります。
具体的な費用については、リフォーム業者に相談して、最低でも2~3社の相見積もりを取ることをおススメします。
また、介護保険制度や自治体の補助金制度を活用することで、費用負担を軽減すことができる可能性もありますので、
リフォーム前にこれらの制度について自治体等に確認をしておきましょう。
◇バリアフリーリフォームの注意点◇
リフォームを行う際には、工事中に発生する可能性のあるトラブルについて、事前に確認をしておきましょう。
また、マンションなどの集合住宅の場合は、管理規約を確認して、
リフォームの内容が規約に抵触しないかも事前に確認する必要があります。
そして、リフォーム後も快適に生活ができるように、家族とよく話し合って計画を立てるようにしましょう。
自宅のバリアフリーリフォームを成功させるための準備
◇補助金制度を活用しましょう◇
バリアフリーリフォームには、介護保険制度や自治体の補助金制度を活用できる場合があります。
これらの制度を利用することで、リフォーム費用を軽減することができます。
ただし、それぞれの制度には条件や手続きがありますので、事前に詳細を確認する必要があります。
お住まいの地域を担当する窓口に問い合わせることで、
具体的な情報を手に入れることができますので、ぜひ利用してみてください。
◇リフォーム計画の進め方◇
リフォーム計画をスムーズに進めるためには、綿密な計画と準備が不可欠です。
これは、どの箇所のリフォームにおいても同じことです。
まず、リフォームしたい内容を具体的に決め、予算を立てていきましょう。
そして、業者と契約を締結し、工事日程を調整します。
工事中は、業者との連絡を密に取り、問題点があればすぐに対応してもらいましょう。
疑問に感じたことは後回しにせず、業者に問い合わせをし、納得して作業を進めていくことが大事です。
最後に、リフォームが完成したら、内容通りに施工されているか、きちんと確認を行いましょう。

まとめ
バリアフリーリフォームは、高齢者の方の生活の質を向上させる上で非常に重要な取り組みです。
ご紹介したポイントを参考にしていただき、安全で快適なキッチンにリフォームして、
より安心して暮らすことができる住環境づくりに繋げていきましょう。
尚、リフォームを検討する際には、費用や工事内容など、様々な課題がありますが、
綿密な計画と準備、そして業者との連携によって成功にさせることが可能ですし、
各自治体の補助金制度の活用なども利用して、最適なリフォームをしていきましょう。
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