やっと秋らしい陽気になってきたので
リノベーション工事も順調に進んでおります
工事日記その7は
「外壁の防水シート」張り工事です
外壁は建物を守るために「一次防水」と「二次防水」と
2段階で雨漏り対策を行っています
「一次防水」は「外壁材」
「二次防水」は「防水シート」です
雨水のほとんどは「一次防水」で防いでいますが
どうしても外壁の経年劣化や台風などの強い雨の吹込みによって
「一次防水」を突破してしまいます
その際に「二次防水」として建物を守るのが
防水シートの役割となります

一般的な住宅に採用されているサイディング外壁などには
「透湿防水シート」が使われます
「透湿防水シート」とは単純に言うと
室内で出た湿気を外に逃す「透湿」
外からは「防水」する家の骨組みの外側に張る
透湿しながら防水するというすごく変わったシートです
要は雨水よりも湿気の粒は小さいので
湿気が通るサイズの穴は開いているけど
雨水は大きい粒なので入れない仕組みです

ただ、この「透湿防水シート」は施工方法を間違えると
期待する性能を発揮できません
そして破れやすいので注意が必要です
外壁用防水シートの施工方法は基本的に下から重ねて施工します
常に上部にある防水シートが最前面に来るように施工することが絶対条件です
防水シートの上から雨水が侵入することを防ぐためにも
防水シートは下から順番に最上階まで張り上げていくことが大切なのです
どうですか?見事に完璧に張れていますね!
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