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I様邸全面改修工事(第三期分)

こんにちは。

大久保です。

 

第十話としてI様邸の完工までの第三期施工分のご紹介になります。第一期で浴室・洗面室・トイレを施工し、第二期で寝室とWICの造作までを施工しました。残す施工はLDとキッチンと廊下の施工になります。長かったこのI様邸のブログも今回で最終話となります。最後まで気を抜かずにしっかりと紹介させていただきます。

 

【施工前図面】

 

【改修計画図】

上記計画図の赤線で区分けして施工進行しました。今回は第三期部分が戦場となります。

 

【施工前キッチン】

 

厄介なオーバル型の埋込照明です。内装施工する時に交換しないと・・・内装仕上がり後の交換となってしまうとかなり大変になってしまいます。ここは照明を撤去して天井をふさぎ、標準的なサイズのダウンライトに付け替える予定です。

 

 

施工前キッチンです。25年くらい経過しています。換気扇も劣化してしまい、吸い込み悪くなっていた為、油が全体的に回ってしまっています。

 

【施工前LD】

 

6畳ほどの広さです。ソファにTVとダイニングテーブル置くと・・・手狭感は否めません。襖のある壁を抜いて、和室と一体化させる予定です。

 

【施工前和室】

 

天井に穴が開いているのは上階からの水漏れの為です。直近でリフォームするとお考えでそのままにされていました。奥側の押入は解体し、寝室側の収納と一体化したWIC空間に作り替えの予定です。

 

【施工前玄関・廊下】

 

玄関入った時に広がりを感じるようにしたかったのかな?と。私が設計してたら長手方向にしたと思う、床貼り方向です。なんか広がりを感じられないんですよね(-_-;)

 

左側の引き戸は旦那様の部屋の入口です。今回の施工で開きドアに変更する予定です。キッチン側からの入口もありましたが、そちらは使用していないとの事ですのでふさがせていただきます。写真は??撮り忘れで御座います<(_ _)>

 

手前側の白の組立収納は処分の予定です。それほど痛みも汚れもなかった玄関収納や土間タイル・石框は既設のままになります。

 

【LD及び和室一体化】

和室側の畳と発砲断熱材を撤去し、不陸調整の為撒かれていた砂を取り除きます。

 

 

和室との間仕切り壁、廊下収納との間仕切り壁を解体します。そして資材を搬入します。施工内容指示、日ごとの養生、解体物運び出しや整理、資材購入→搬入・・・よくやります。嫁は私をただの豚だと思っているようです。私は飛べはしませんが『よく働く豚』だとは思っています。

 

解体してみると天井のレベルの違いがよくわかります。

 

間仕切り壁兼梁型の仕上がりだったので、壁を撤去すると上部の構造体の梁は剝き出しになりました。壁を撤去して、他部屋との一体化を行う際はこのような部分の造作補修も考え、プランや工程立ての必要があります。

 

和室の床下地を造作します。最終的な仕上がりを計算し、高さ設定します。全体的に新規施工の場合はレベル優先ですが、今回は元LD部の床は既存のまま施工を行います。一般的には部屋の真ん中に向かい床レベルは落ちていきます。その部分を加味しながら、全体的なレベル調整し、奥側の床を造作しました。奥側の部屋だけしっかりとレベルを取ってしまうと・・・つなぎ目に思い切り段差ついてしまいますから( ゚Д゚)

 

 

先程の下地の上にラワンベニヤを貼り、床高さを合わせました。新しいリビングになる部屋の天井下地を造作します。今回は元和室の天井を残しました。元和室部の廻り縁高さに合わせて下地を造作し、天井を組みます。解体して上げる事も可能でしたが、そこまで行うと①解体及び残材の処分の費用、②上げた分の壁の造作の費用が追加されます。②は材料代はそれほどかかりませんが、施工代の方はかなりかかります。予算抑える希望もありましたので、今回のような施工に納めています。元の天井高は十分にあったお部屋でしたので、この施工で仕上げても天井高は標準的な2400残ります。以上の考えから予算を上げてまで5㎝ほど天井を上げても勿体ないとなり、今回の提案でプランさせていただきました。

 

WICとの間仕切り壁と天井のボードを貼ります。大分部屋らしくなってきました。

 

和室間仕切り壁上の梁型もきれいに補修出来ました。窓面壁の溝ふさぎはこの先の施工で行う予定です。

 

床を貼り始めます。今までの流れとは違う方向に流します。奥側の和室と繋げましたので、より部屋の広がりを感じていただけるようになるかと思います。

 

既設部、新規部共に清掃します。手前側フローリングの施工時の貼り付きをよりよくする為、雑巾掛けも行いました。

 

奥側は両面テープでの施工、手前はボンドでの施工となります。新規と既設床への上貼りで違うのかな??

 

違います。写真だけではわかりませんが手前側には床暖房が敷かれています。今回は予算の関係で特に問題の起きていない床暖の循環パイプは既設のままでダイニング部のみ床暖対応の新LD空間となります。標準施工用(両面テープ)と床暖部施工用(専用ボンド+テープ)との施工方法の違いで上記写真のような対応をとっています。全部床暖用で施工しても問題無し&施工も楽なんですが床暖房用の方が材料代かかってしまうので、区分けして考えて施工を行いました。

 

新LD部の床貼り完成です。和室間仕切り壁の撤去部と窓枠撤去部はこの後の施工となります。

 

この後の施工もこの中での加工や作業となります。しっかり床を養生をして、今後に備えます。

 

窓枠とカーテンボックス設置、壁の補修も無事に完了しました。奥側の窓枠とカーテンボックスは既設部とあまり違い出ないように似寄り品を探しておきました。そんなに違和感の感じない仕上がりになったかなと。この写真の際に行っている、幅木取付作業で基本的にLD側の木工事は完了となります。

 

工事は順調に進んでいます。次は在宅施工での生活にも直結するキッチン部の施工開始となります。キッチン撤去から1週間ほどは家での調理など出来なくなります。しっかりと準備し、スムーズな施工を行い、再度使い始められるようにしなければなりません!!

 

と、この日までの施工や明日からの進行内容を在宅だった旦那様に説明して帰ろうとした時に事件が・・・!?奥様が帰宅するなり私に『ごめ~~ん!!』と。何が起きたかわからない私は一瞬『えっ!?』となりました。しかし、その刹那先に頭に浮かんだのは『コロナ』の3文字です( ゚Д゚)まさかと思い、その3文字を恐る恐るぶつけてみると・・・奥様から『はい』の2文字が帰ってきました。


私のスーパー勘ピューターはもの凄いスピードで回り始めます。現在の進み具合と施工残り状況、施工資材の直送品の納入予定日。色々な対応手段が目まぐるしく頭の中を駆け巡ります。まずはいくら5類に移行したとはいえ、感染拡大を防ぐ為の対応が必要です。監督としてお施主様はもちろん、職方、仕入れ業者さんの皆の大切な健康も預かっております。集合住宅ですと共用部でお住いの方と接する機会もあります。近隣の方への配慮も欠かせません。最初の対応として現場は中期間ですが休工対応が必要だろうという答えをはじき出しました。

 

そして私も濃厚接触。次は私の健康管理も必要です。翌日に簡易検査にはなりますが、抗原検査キットを購入し、チェックします。結果は『陰性』でした。接触していた大工さんにも行っていただきましたがこちらも『陰性』でした。ほっと一安心です。

 

次に休工で遅れる工程に合わせた職方へ現在の空き状況を確認しながら、残り工程の再施工段取りを行います。

 

I様邸休工している期間内は職方の日程調整と残りの施工に向けた施工補助や簡易施工対応は必要になりそうなので、先で予定していた見積もり作業や他準備作業を前倒しで行い、I様邸の施工再開に向けました。そして・・・1週間ほど休工し、その期間内で再段取りも完了し、施工の再開が果たせました。

 

ブログ当初に話していた『まさか!?』とはコロナによる施工延期の事でした。仕方ない事ですが目の前が一瞬真っ暗になりました。①全体では長工期ですが工期分けしていた事で一つ一つは中期工事でまとまっていた事。②主要設備解体前で生活に響かない対応が出来た事。③ニッパチ(商売上暇な事が多い時期)の2月にあたる時期で職方も私も暇ではなかったですがまだ日程調整しやすかった事。④工期あるからとのんびり施工せずに進行していた事。⑤虫の知らせかこの週の施工を軽めに設定していた事。日頃の仕事をまじめに着々とやっていた事で楽ではありませんでしたが、しっかりと問題をクリアする事が出来ました。色々な人、そしてタイミングが絡むリフォームの怖さを久々に痛感しました。今後もこのような事態が起きないとも限りませんので、その際の対応を考えておかないといけないですね。

 

【キッチン施工開始】

キッチン解体完了です。すっきりしました。

 

 

その分家前の廊下は溢れかえっております。キッチンだけでしたがそれなりのゴミの量になりました。

 

床下収納部の半分を埋めます。一つだけで床下収納は十分との事でしたので奥側の一つのみとさせていただきました。

 

床下収納を設置し、床貼りも完了です。点検口ふたとその周囲の床の柄がぴったりと合っています。さりげないところですが欠かせない大工さんの熟練の技術です。

 

下地工事を行います。柱型をふかしたり、背面壁部の梁の部分的延長などを行いました。何故行ったのでしょうか?答えは仕上がりで!!

 

次は壁パネルを貼る為の寸法出しをしっかり行う為の隅出しを行います。

 

墨を基に採寸を行い、パネルカットを行います。

 

 

今回も素晴らしい納まりです。いつも丁寧にありがとうございます。

 

【廊下床貼り】

 

 

キッチン設置準備が完了した大工さんは次の施工に移ります。大工さんが施工に入れるのはあと二日。一日は廊下床貼りを行います。もう一日は幅木の施工と建具の吊り込みになります。これで大工さんの施工は全て完了しました。

 

【合間の気持ち】

処分予定の収納をどかすと・・・収納の下部の角のシートがめくれています。結構目立ちますね(-_-;)どかすまで気付きませんでした。このままではいけませんね。

 

車に戻り補修用の材料を探したところ・・・いい色の木口テープを発見しました!!とりあえず貼ってみましょう。おぉ!!目立たなくなりました♪ちょっとした事ですがこれも大切な気持ちの一手間です。

 

【キッチン設置】

今回もいつものメンバーで組立を行います。写真奥のTさんも実は・・・I様と同じ時期にコロナに罹っておりました。

 

社長です。何かを加工しております。実は・・・社長もコロナに罹っておりました。

 

何かを貼り付けております。何でしょうか?

 

その何かとは!?

 

柱型部分に設置する収納でした。今回は柱型を無駄なくきれいにかわして納めるというミッションもありました。その加工を社長に現場で対応いただておりました。前回の換気ダクト経路かわしの為の吊戸加工(※S様邸キッチン改修参照)といい、今回といい・・・我儘ばかりで本当にすみません<(_ _)>

 

切り落とした収納の残りです。こちらの方が大きいです(-_-;)ただ単にふさぐよりは見栄えよくなるし、一升瓶の一本でも入ればと現場造作で仕上げました。

 

次はカウンターの現場カット加工です。二人で丁寧に、そして慎重にカット進めます。

 

最後のこまかいところは手作業で行います。

 

切り落としたカウンター材です。先程と違いこちらはほんの少しです。

 

下の取付完了しましたのでお次は上部吊戸の取付を行います。

 

奥では換気扇を、手前では照明の取付を行います。

 

全体の取付作業が完了しました。今回も現場造作ありましたが無事に納まりました。ほっと一安心です。

 

仕上げのコーキング作業です。

 

キッチンの組立は完了です。あとは配管接続を残すのみ。

 

あっコンセントの取付もですね(-_-;)まだ電気職方の作業が残っていた為、宙ぶらりんの状態です。このコンセントを利用して、コンセントの増設を行います。その為、宙ぶらりんです。私が適当な訳では御座いません。

 

配管の接続作業です。狭い中で行う作業なので大変です。この接続が終わり、後で試運転かければキッチンは使用再開となります。予定していた1週間でキッチンは復旧となりました。

 

【内装作業】

 

 

 

 

 

 

キッチンとLDと廊下の内装作業を行います。本当はソファ納入前に完工の予定でしたが、コロナ休工の影響で間に合いませんでした。汚さないようにしっかりと養生し、対応しました。

 

【キッチン完成】

まずはキッチンです。今回テーマのグレイッシュなカラーにまとめたキッチンです。全体的にきれいにまとまりました。

 

柱型をふかしたのは換気扇幕板との出を揃える為です。納まり考えると、扉面と幕板は一直線になった方が良い納まりになります。

 

換気扇サイドのアップです。ここは20㎜の隙間調整材をはさみ込みました。そして、向かって左側壁面にはマグネット対応出来るパネルを貼りました。調味料ラックと調理用具掛けをご用意させていただき取付ました。

 

換気扇とコンロです。こちらは連動機能ありますので調理する際にコンロを点火すると、換気扇は自動的に運転が始まります。あとしっかりとした換気出来るように換気コンロにしっかりとかぶるように換気扇サイズを大型にしました。これでキッチンスペースの油煙問題も改善されるかと思います。

 

キッチン使用再開時点では奥側のPS柱型の内装までは仕上げられませんでした。相変わらず写真撮影の意識が低い大久保です。S様への思いの意識だけはとても高いのですが。

 

 

床下収納もきれいに納まりました。足元が冷えにくいようにフタは断熱タイプのモノを採用しました。床下も断熱対策がされていましたが、より効果高まるように提案させていただきました。

 

【新リビング空間】

 

 

新LD空間の完成です。手前側はダイニングテーブルやその他色々置いてありましたのでリビングスペースメインの写真でお届けします。WICとの間仕切り壁はアクセントクロスで仕上げました。ここでも全体的なテーマカラーを配し、デザインの統一を図りました。広々とした、使い勝手のよいLD空間になったかと思います。I様はどんなTV収納を購入されたのだろうな?と。今度訪問させていただくのが楽しみです♪

 

【ダイニングスペース】

 

こちらはダイニング部とキッチンに向かう通路となるスペースです。リビング機能は拡張スペースに移行しましたのでこれからはダイニングスペースを広く使えます。先程のキッチン紹介の際に納まっていなかったPSスペースもきれいに納まりました。リフォーム完了しましたのでこれからゆっくりとI様にお片付けいただきます。カーテンやラグ類も施工終わり落ち着いたら、I様にお探しいただく予定です。部分的に養生を残し、床など傷付けないようにしておきました。

 

【玄関】

家の顔となるスペースです。リビングドアの明かり採りにはすりガラス調のアクリルを採用しました。施工前は素透しのガラスでしたので玄関開けると中が丸見えになってしまっていました。程よい採光を得られつつ、プライバシーも確保出来る玄関スペースになりました。右の壁面に写っている壁スイッチは人感センサタイプです。熱感知タイプで帰宅すると天井照明が自動で点灯します。

 

玄関収納部です。今後はここにはあまり物を置かないように生活いただく予定です。エコカラットを施工しました。玄関収納部は既設ですが、エコカラットとの相乗効果で存在感をぐっと増したかと思います。

 

先程も使用した廊下写真です。フローリングの流れを長手に変えましたので、馴染みやすい雰囲気になったかと思います。洗面室ドアの可動箇所にはマグネットタイプの床付けストッパーを新設しました。取手による壁の損壊もふせぎ、洗濯物をベランダに持って行く際の扉を開け放したまま出来るロック機構も付いています。そして出っ張りが少ないので、何より躓きにくい!!

 

第一期+第二・三期で全50日ほどの施工を行ったI様邸のほぼ全面改修の施工紹介もこれで完了です。色々とありましたが、今回も無事に施工を完了する事が出来ました。I様や職人さん、仕入れ先の皆の協力があってこそです。コロナ休工というピンチはありましたが皆さんの協力で最後は素晴らしいフィナーレを迎える事出来ました。こんな長たらしい紹介ブログを書いた自分を含め・・・皆さん本当にお疲れ様でした!!

 

【施工期間】

・全35日(LD・キッチン・廊下)

・キッチン使用不可期間7日

 

【仕様】

・キッチン:LIXILノクト

・マグネットパネル:シンコール不燃マグボード

・標準パネル:アイカセラール

・床材:パナソニックウスイータ

・建材:パナソニックベリティス

・照明:I様支給品及びオーデリック

・内装材:サンゲツ及びリリカラ

・タイル建材:LIXIエコカラットディニタ

・スイッチ関連:パナソニックコスモシリーズ

 

気付けば本年度分のブログも10本の作成に至りました。あと2本のブログ製作で年間ノルマの12本を達成出来ます!!その際にはS様の・・・。楽しみに待っていてくださいね♪

 

ではまた。

 

大久保

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