埼玉県 三郷市M様邸 2026年6月 8日
雨水の浸入を防ぎ、マイホームの耐久性を底上げする職人品質のトータル補修
住まいの最上部で私たちを守ってくれる屋根は、太陽光や風雨によるダメージをダイレクトに受けるため、適切なスパンでのメンテナンスが不可欠です。今回は、傷みが目立ち始めていたスレート屋根の1面を集中的に改修したリフォームの様子をお届けします。
表面的な塗装や部分補修にとどめず、ベースとなる木材(野地板)の補強からアプローチし、耐久性に優れた「コロニアル」へと一新。これにより、将来的な雨漏りの不安を根本から取り除きました。
本工事における屋根改修・仕様ディテール
施工対象・ボリューム:屋根面の部分改修(1面)/ 施工範囲 11.6平方メートル
旧屋根材の撤去作業:既存スレート材の解体・剥がし、および現場からの廃材搬出処分
下地強化プロセス:構造用野地コンパネ(合板)の新規上貼り 11.6平方メートル
一次防水層の構築:次世代ルーフィング(高機能防水シート)敷設 11.6平方メートル
新屋根材の敷設:新規コロニアル材による丁寧な平葺き 11.6平方メートル
端部・防水仕上げ:外周部への専用ガルバリウム金物(役物)設置 7.6メートル
その他工程経費:現場用副資材の調達、および部材運搬一式
工事前のトラブル状況と、全面葺き替えを選択した背景
リフォーム前の屋根面は、長年の気候変化によってスレートのあちこちにクラック(ひび割れ)や位置のズレが発生していました。屋根材に隙間ができると、内部の防水紙を突破した雨水が下地の木材を腐らせ、最終的に住まい全体の構造を脅かす雨漏りへと発展してしまいます。写真では経年による摩耗が見られるリフォーム前のスレート屋根が確認できます。
こういったケースでは、割れた部分だけを接着したり表面を塗り直したりしても、ベースである下地材の強度は戻りません。そのため今回は、古いスレートをすべて取り去り、強固な土台から構築し直す「葺き替え工法」が最善であると判断いたしました。
住まいの安心を確実にする、緻密な作業ステップ
松井産業では、完工後に隠れてしまう「見えない工程」こそ、絶対に妥協いたしません。
旧スレートの解体撤去と適正処分
職人の手で古いスレートを1枚ずつ慎重に剥ぎ取っていきます。回収した古い建材は、環境ルールを遵守して安全に処分場へと搬出します。
構造用合板の上貼りによる下地補強
露出した既存の野地板の上に、強度の高い新しいコンパネ(合板)を隙間なく固定します。この作業により屋根全体の剛性が劇的に高まり、新調する屋根材をがっちりと保持する基礎ができあがります。
高性能ルーフィング(防水紙)の全面敷設
強固になった合板の上へ、防水の主役となるルーフィングシートを重ね合わせながら敷き詰めます。万が一、経年で屋根材の裏に水が回ったとしても、この層が建物の内部への漏水を完璧にディフェンスします。
新規コロニアルの丁寧な組み上げ
軽量でありながら非常にタフな特性を持つ「コロニアル」を、下層から上層へと整然と葺いていきます。建物全体の軽量化にも貢献するため、地震時の揺れを軽減できるというメリットもある優れた屋根材です。
境界部の金物収め(役物による雨仕舞い)
風雨の影響を最も受けやすい屋根の端部(7.6m)に、専用の金属製カバー(金物)をミリ単位の精度で取り付けます。水の流れをコントロールし、横殴りの大雨でも浸入を許さない仕上がりに導きます。
施工完了:スタイリッシュな外観と圧倒的な安心感の両立
すべての工程がスムーズに完了いたしました。
シックで深みのある色合いのコロニアル屋根へと生まれ変わり、外観全体の美しさがぐっと引き立ちました。もちろん見た目の変化だけでなく、「頑丈な下地」「強固な防水シート」「高耐久な屋根材」という強固な3重の防御壁が完成したことで、大型の台風やゲリラ豪雨が来てもビクともしない安心の住まいへと進化しています。
松井産業からのメッセージ(屋根のメンテナンスをお考えの方へ)
普段なかなか目にすることのない「我が家の屋根」ですが、地上から見上げてスレートの色褪せ、コケの繁殖、あるいは破片の落下などに気づいたときは、すでに劣化がかなり進行しているサインです。
私たち松井産業は、地域密着のホームドクターとして、専門スタッフによる細かな屋根診断を実施しています。部分的なスマート補修から、今回のような徹底的な葺き替え、さらにはコストを抑えるカバー工法まで、お住まいのコンディションとお客様のご要望に最も寄り添ったプランを導き出します。
「まずは今の状態をチェックしてほしい」「概算の費用感が知りたい」といった段階のご相談も大歓迎です。ぜひお気軽に松井産業までお声がけください!
| リフォーム部位 |
屋根・外壁 |
| 築年数 |
30年 |
| 工期 |
2週間 |
| 費用(税込) |
〜100万円 |
| 建物種別 |
戸建て |
担当者コメント
LIXILリフォームショップ松井産業 営業 藤澤秀行
「部分的な改修だからこそ、1面全体を下地から完全に蘇らせる提案をいたしました」 最初にお問い合わせをいただいた際、「屋根の1面だけ劣化が目立つので、雨漏りが始まる前に部分的に直したい」というご要望をいただきました。 現地調査を行ったところ、表面のスレート材の割れだけでなく、その隙間から長年入り込んだ湿気によって、下地の野地板(木材)が弱くなっているサインを見逃しませんでした。もしここで表面のスレートだけを新しくしても、土台が弱ければ数年後にまた不具合が生じてしまいます。 そこで今回は、施工する11.6㎡の範囲において、古いスレートをすべて撤去し、新しい「野地コンパネ(構造用合板)」を満遍なく上貼りして下地そのものを強固にするプランをご提案しました。さらに、防水の要であるルーフィング(防水シート)を隙間なく敷き詰めた上で、軽量かつ高耐久な「コロニアル」を葺いています。 工事完了後、お施主様から「これで大雨が降っても心配せずに枕を高くして眠れます」とお言葉をいただけたことが、何よりの喜びです。部分リフォームであっても、見えなくなる下地工程に一切妥協しないことが、お住まいの寿命を最も延ばすプロの仕事だと自負しております。