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[社長ブログNo.346]『部屋干しの臭い』はなぜ?

こんにちは

「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。

今日も元気にやってますか?

いよいよ梅雨ですね!

うっとうしい日が続いて洗濯物が乾かなくて困りますよね。

外に干せないので、部屋干しをするとなかなか乾かないうえに、部屋干しの臭いがまた嫌になりませんか?

あの臭いはどこから来るのでしょうか?

臭いの原因は、雑菌です。

花王安全性評価研究所の研究によると、生乾きの洗濯物の雑巾のような臭いの原因は4‐メチル‐3‐ヘキセン酸(4M3H)であり、その発生源はモラクセラ菌と呼ばれる微生物であると日本農芸化学会2011年度大会で発表しています。

https://www.syogyo.jp/news/2011/05/post_001890


家庭から回収したタオルにモラクセラ菌が多く付着していたらしいです。

そして、このモラクセラ菌は比較的紫外線や乾燥にも強いらしくなかなか死なないんだそうです。

通常の生活の中にいて、洗濯しても取り切れない菌により、乾く間にどんどん増殖して臭いの原因である4-メチル‐3ヘキセン酸を発生させるのです。

洗濯物が乾くのが遅いために菌が繁殖し、臭いを出してしまうといえるでしょう。

菌が繁殖するには次の3つの条件があります。

1.温度がある程度高いこと(概ね15℃以上)

2.湿度が高い事(概ね50%以上)

3.雑菌にとって餌となるものがあること(ヒトの汗や皮脂など)

温度については、低温にするのは難しいので、菌が繁殖できない高温にすることです。

概ね60℃以上だと菌は繁殖できなくなりますので、乾燥機(できれば家庭用ではなく、コインランドリーにある業務用が良い)を使用するとよいでしょう。

また、生乾きのうちにドライ(スチームでは湿気をもって乾く間に菌が繁殖します)でアイロンをかけるのもおススメです。

湿度については、なるべく早く乾燥させることですが、空気の流れを作ってやることが大事です。

扇風機やサーキュレーターの風を洗濯物の下からあてて、洗濯物の中まで空気が流れるようにしましょう。空気乾燥機を使うのも有効です。

餌については、よく洗うことはもちろんですが、洗濯物をため込んだり、洗った洗濯物をすぐに干さない場合には菌が増殖してしまいますので、洗濯は少量でも毎日洗い、洗った洗濯物はすぐに干しましょう。

洗濯ものだけではなく、洗濯槽の汚れやカビなども原因の一つです。時々洗濯槽の洗浄をしましょう。

他にも、酸素系漂白剤や部屋干し用柔軟剤を使用するのも良いですね。

さて、私が言いたいのはここからです。

高気密・高断熱・計画換気がしっかり計画された『高性能住宅』では、部屋干ししても洗濯物が臭くなりません(絶対ではありませんが、ほとんど臭わなくなります)。

この中で大切なのが、気密と換気です。

家の隅々まで空気が回るように換気計画をし、家の気密性能を上げ、予定した以外からの空気が入ってくることを防ぐことで、理想的な換気ができます。

全熱交換器を使った第一種換気(吸気・排気とも機械換気)が理想です。

断熱により洗濯物を干す脱衣室なども暖かく、しっかり換気されるので洗濯物の乾燥が早く、夜干せば朝には乾いているという環境になります。

そのような環境では、菌の繁殖が大きくなる前にちゃんと乾燥して、衣類が臭くならないのです。

高気密・高断熱・計画換気の『高性能住宅』で、梅雨の部屋干しの嫌な臭いから解放されてみませんか? 

では、今日もよい一日を!!

佐伯とともに54年「健康と幸せを運ぶ工務店」

有限会社工藤建設

代表取締役 工藤隆宏

HPはコチラ http://kudo-kensetsu.com


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