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「エアコンが効かない家」の正体は、窓と屋根でした ― 40℃時代を乗り切る夏の断熱リフォーム

エアコンを28℃から26℃に下げても、涼しくならない

この夏、こんな経験はありませんか。

  • リビングのエアコンをつけているのに、いつまでも設定温度に届かない
  • 2階の寝室が、夜になっても暑くて眠れない
  • 電気代は上がっているのに、快適だと感じる時間が短い
  • 西日が入る部屋だけ、別世界のように暑い

「エアコンが古くなったのかな」「そろそろ買い替えかな」

そう考える方がとても多いのですが、実はエアコンの性能不足ではないケースが大半です。

原因は、たいてい別のところにあります。


2026年の夏は「厳重警戒」でした

まず、今年の暑さを客観的な数字で確認しておきましょう。

日本気象協会の予測では、2026年8月は全国的に「厳重警戒」ランクとされました。猛暑のピークは「ダブル高気圧」の影響を受ける7月下旬〜8月上旬で、地域によっては40℃を超える酷暑日となるおそれがあると発表されました。

そして特徴的なのが、夜です。 都市部では昼間だけでなく夜間の気温も下がりにくく、熱帯夜が増えています。

「昔はエアコンなしでも夜は過ごせた」というのは、記憶違いではありません。実際に、日本の夏は変わりました。

そして残念ながら、家の性能は建てたときのままです。


熱の73%は、窓から入ってきます

ここからが本題です。

夏、冷房を効かせている時間帯に、外から室内へ侵入してくる熱。その内訳をご存じでしょうか。

熱が入ってくる場所 割合
窓・ドアなどの開口部 約73%
屋根 約11%
外壁 約7%
換気など 約9%

(出典:省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康的な家」/日本建材・住宅設備産業協会)

約4分の3が、窓から。

これが「エアコンが効かない」の正体です。

壁や屋根がどれだけしっかりしていても、窓が弱ければ、そこから熱がなだれ込んできます。バケツの底に穴が空いた状態で、必死に水を注いでいるようなものです。

エアコンを新しく買い替えても、この穴は塞がりません。だから涼しくならないのです。

アルミサッシの単板ガラスは「熱の通り道」

日本の住宅で長く使われてきたアルミサッシ+一枚ガラスの窓

アルミは熱を非常によく伝える金属です。真夏の直射日光が当たったアルミサッシに触れると、火傷しそうなほど熱いことがありますよね。あの熱が、そのまま室内に伝わっています。

築20年以上のお住まいなら、まずご自宅の窓のサッシを触ってみてください。それが、いまお使いのエアコンが戦っている相手です。


「暑い家」は、命に関わる問題です

ここで、少し真面目な話をさせてください。

熱中症というと、屋外での作業やスポーツ中に起こるものというイメージがあるかもしれません。しかし実際は違います。

東京都23区のデータでは、**2025年6〜10月の屋内での熱中症死亡者のうち、約85%がエアコン未使用(未設置を含む)**でした。

さらに、2013〜2023年に熱中症で亡くなった1,447症例を分析した調査では、屋内での死亡例のうち──

  • 44.9% ... エアコンをオフにしていた
  • 29.4% ... エアコンが設置されていなかった
  • 10.0% ... エアコンが故障していた

そして2025年、熱中症またはその疑いで搬送された人のうち、約6割が高齢者でした。

なぜ高齢者がエアコンを使わないのか。「もったいない」「冷房が体に合わない」「そもそも暑さを感じにくくなっている」──理由はさまざまです。

ここに、断熱リフォームのもうひとつの意味があります。

断熱性能を上げると、弱い冷房でも部屋が涼しく保てるようになります。

ガンガンに冷やす必要がなくなるので、「冷房が苦手」な方でも快適に過ごせます。電気代への心理的な抵抗も下がります。

「エアコンをつけてもらう」ための説得ではなく、「エアコンが少しの力で効く家」に変えてしまう。そのほうが、確実です。


何から手をつけるべきか

暑さ対策には、効果の大きさと費用のバランスがあります。優先順位をつけて整理します。

【最優先】窓を断熱する

熱の73%が窓から入るのですから、まずここです。もっとも費用対効果が高い工事です。

内窓(二重窓)の設置が定番です。既存の窓の内側にもう一枚窓を追加する工事で、多くの場合、1か所あたり半日〜1日程度で完了します。壁を壊す必要がなく、住みながら工事ができます。

LIXILの内窓「インプラス」の場合、高遮熱タイプのLow-E複層ガラス(グリーン)を使えば、夏の強い日差しを約60%カットできます。冷暖房費についても、同社のシミュレーションでは月あたり約1,880円の削減という試算が示されています(延床120.08㎡・2階建・4人家族・9か所に内窓設置、冷房27℃/暖房20℃設定という条件下でのシミュレーション値です。実際の効果はお住まいの状況により異なります)。

冬の結露が激減するというおまけもついてきます。窓の断熱は、夏だけの投資ではありません。

【次点】屋根・天井の断熱

「2階だけが異常に暑い」というお悩みは、屋根からの熱が原因です。

夏の屋根表面は、条件によっては70℃近くまで上がります。天井裏に十分な断熱材が入っていない、あるいは経年でずれている・へたっている場合、その熱がそのまま部屋に降りてきます。

天井裏に断熱材を追加する工事は、比較的取り組みやすいリフォームです。まずは点検口から天井裏の状態を確認するところから始まります。

【今日からできる】外で日差しを止める

工事の前に、無料または低コストでできることもあります。

  • すだれ・シェード・オーニングを窓の外側に設置する
  • カーテンやブラインドは室内側なので、熱が室内に入ってから遮ることになり、効果は限定的です
  • 日差しは、室内に入る前に止めるのが鉄則です
  • 西日の当たる窓には、落葉樹を植えるという方法も(夏は日を遮り、冬は葉を落として日を通します)

「まず今年の夏を乗り切る」ための応急処置としては、外付けシェードがもっとも手軽で効果的です。


いま、補助金が使えます

夏の断熱リフォームを検討されるなら、2026年は絶好のタイミングです。

**「みらいエコ住宅2026事業」**が実施されており、窓やドアの断熱改修が補助対象になっています。リフォームの補助額は1戸あたり最大100万円(条件により最大125万円)。躯体(床・壁・天井)の断熱改修も対象です。

ただし、注意点が3つあります。

  1. 必須工事を2つ以上行う必要があります(旧制度の「1つ以上」から変更されました)
  2. 申請受付は2026年12月31日までの予定ですが、予算上限に達した時点で終了します
  3. 申請は登録事業者しかできません。お客さまご自身での申請はできない仕組みです

また、取手市には市独自の住宅リノベーション補助金など、併用を検討できる制度もあります(年度ごとに予算・受付期間が定められていますので、最新状況は市の窓口または当社にご確認ください)。

「夏が終わってから考えよう」と思われるかもしれませんが、予算枠には限りがあります。そして、今年の夏の暑さを一番よく覚えているのは、いまです。


東匠ハウジングが、暑さの相談をお受けします

私たちは新築住宅において、LIXILのスーパーウォール工法を採用し、断熱等級6〜7、Ua値0.4未満・C値0.3以下という性能を、実測値で確認しながら家づくりをしています。数値を掲げるだけでなく、一棟ごとに気密測定を実施しています。

なぜここまでするのかというと、断熱と気密は「計算上そうなるはず」では意味がなく、現場の施工精度がすべてだからです。同じ材料を使っても、施工が甘ければ性能は出ません。

その考え方は、リフォームでも変わりません。

LIXILリフォームショップに加盟して20年以上。「なぜこの部屋だけ暑いのか」を、建物全体の構造から診断します。 内窓を1か所つければ解決する場合もあれば、屋根断熱が根本原因の場合もあります。ご予算のなかで、どこに手を入れるのが一番効くのか。そこからご相談ください。

さらに大がかりな改修をお考えの方には、スーパーウォール工法によるまるごと断熱リフォームもご提案できます。既存住宅を新築同等の性能まで引き上げる工法です。

来年の夏も、その次の夏も、暑さは続きます。今年の夏を「最後の我慢の夏」にしませんか。

LIXILリフォームショップ 株式会社東匠ハウジング 茨城県取手市|対応エリア:取手市・守谷市・つくばみらい市・龍ケ崎市ほか近隣地域


参考・出典

※補助金制度の内容・受付状況は2026年8月上旬時点の情報です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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