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セルフレベリングについて

みなさんこんにちは

今の時期は一番過ごしやすい季節ですよね、仕事で街中を走り風景を見ていると、各ご家庭の植栽の花が咲きだし、色々な花が色づいていく風景を見るのがとても楽しい季節だと思います。

しかし、ひと昔前を思い出すと、学校の入学式には桜が満開でキレイな風景だったと思いませんか?

地球温暖化で、桜が一週間以上も早く開花するようになり、今の入学式には散っている風景が現状となっていますよね。

みなさまも、小さな事でも良いので地球環境を守り、地球温暖化対策を行っていきましょう。

今週は杉本が担当させて頂きます。

今回は、現在改修しているマンションリフォームの話です。

内容は、和室からリビングに変えたいとの要望です。

既設仏間・床の間・タタミ等を解体し、リビングのフローリングを、和室全体に敷き込む工事内容です。

今回の既設タタミは厚みが35㍉あり、既設(新設)のフローリング厚さが、13.5㍉です。

下地調整厚さが、35㍉-13.5㍉=21.5㍉となります。

21.5㍉の下地調整をどうしようか検討しました。

その結果、事務所ビル建設・マンション建設等で使用されているセレフレベリングでいこうと決めました。

<現況>

<既設タタミ厚=35>

★セルフレベリングとは

補修材のようなモルタルと比べて、とても流動性が高い「床下地調整材」です。

コンクリート床下地の表面に流し延べ、鏝(コテ)で押えることなく材料自らが平らになり、凹凸、不陸のあるような下地表面が平滑になります。

つまり、自ら(セルフ)平らになる(レベルが出る)材料のため、『セルフレベリング材』と呼ばれています。

それを略して『SL材』とも呼ばれています。

セルフレベリング材を使うことトンボや鏝で均す程度で、水平の精度が高い床下地が出来上がる。とても便利な材料です。

①プライマー処理

通常各社メーカーでは自社のSL材に合わせた専用プライマーがあります。

きれいに清掃されたコンクリート下地表面に左官用刷毛、デッキブラシ等を使って下地にプライマーを塗布し、十分に浸透させます。
そして乾燥させます。

乾燥が不十分のまま(生乾きの状態)施工するとプライマーがSL材の水分で溶けて流れてしまうため、一般的には打設の前日までに処理をしてしっかり乾燥させます。

<プライマー塗布完了>

②混錬

規定量の水を入れた容器にSL材を投入し、ハンドミキサーで練り混ぜます。

<使用材料>

<練り混ぜ状況>

③流し込み

仕上げレベル(高さ・厚み)まで練った材料を流し込みます。

自己水平性が非常に高い材料ですが、表面に流し込んだ時の波紋や躯体から発生した気泡が残ることがありますので、必要に応じてトンボや鏝で均します。

<流し込み状況>

<均し状況・トンボ使用>

④養生

硬化するまでは急激な乾燥を避けます。

窓などを閉めて通風を止めます。

通風を止めることは急激な乾燥を防ぐだけでなく、「風によって起こるSL材表面の(波立つ)シワ」を抑える役割もあります。

硬化が完了したSL材はまだ湿った状態ですので次は通風を良くして乾燥を促します。

未乾燥の状態で仕上げ材を施工して蓋をしてしまうと、閉じ込められた湿気によって仕上げ材が剥離することがありますので、仕上げができる含水率5%程度まで乾燥させます。

<施工完了>

⑤床仕上げ

今回の床仕上げは直張りフローリング t=13.5(遮音等級L45)を張り、既設フローリング材と同じ高さで施工します。

<フローリング張り状況>

*補足・セルフレベリング材は、一般的な住宅の基礎天端にも使用しています。

みなさまで、家のリフォームをしたいと思われるお客様は、お気軽にLIXILリフォームショップ太啓建設までご相談下さい。

総合建設業なので色々な工法を提案させて頂きます♪

宜しければ、LIXILリフォームショップ太啓建設とLINE友達になりませんか。

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