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片付け上手になるための収納ポイント

みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ UTSUMIの店長・岡田です。
もうじき3月。新年度を前に、荷物の整理や断捨離を行うご家庭も多いかと思います。

整理を始めると、荷物の多さと収納スペースの少なさにゲンナリすることはありませんか?
そんなときのために、今回は片付け上手になるための、収納の設け方や荷物のしまい方について考えてみました。

■ライフステージの変化に伴う荷物の変化

LIXILが行ったアンケートによると、家を建てて暮らし始めてから後悔したことで一番多いのは、居住年数に関わらず、

「収納スペース」だそうです。

家族構成が変化すると、収納する荷物も部屋の使い方も大きく変わります。
そのため、収納スペースが足りなくなったり、荷物をしまいづらくなったりします。

新婚当時は、まだご夫婦の分しか荷物がありませんが、子どもができると、成長とともに、

おもちゃや本、学校道具、スポーツ用品、衣類など、荷物がどんどん増えていきます。

さらに、子どもが2人、3人と増えていけば、その分荷物も増えていきます。

子どもが成長して巣立っていった後も、捨てることのできない思い出の品が多く、同時にご夫婦が普段使う日用品も変化するため、

結果的に荷物が増え続けていきます。

こうして、気づいたら家の中は荷物だらけ・・・ということになってしまうのです。

荷物の置き場が定まらなかったり、家中の至るところがクローゼットになったりしていませんか?

「いつも物を探している」

「お掃除に時間がかかる」

「いつも部屋をきれいにしている友人宅を見ると落ち込む」

・・・といったことをなくすためには、

物をさっと片付けたり、取り出したりできるように、収納スペースを改善する必要があります。

■まずは荷物を仕分しましょう

収納スペースを改善する前に、まずは今の荷物を整理してみましょう。

「整理」とは、「分ける作業」のこと。


「要る」「要らない」を振り分けて、「要るもの」だけにすることがポイントです。

分ける作業をすると、荷物の持ち方や暮らし方が客観的に見えてくるため、自分の荷物の持ちグセや使いグセに気づけます。

【荷物の分け方】

  • 要るもの → 残す

・よく使うもの
・ときどき使うもの
・めったに使わないけれど、絶対に使うもの

  • 要らないもの → 処分する

要らないものは、リサイクルショップやフリーマーケットなどに出して「売る」か、

友人や親戚などに「譲る」か、あるいは「捨てる」かして処分しましょう

  • 迷ったもの

要るか要らないか迷ったものはとりあえず、目につく場所に置いておき、期限を決めて再度見直しましょう。
過去を振り返り、なぜ購入したのか、なぜ使っていないのかを考え、これから使う機会がなさそうな場合は処分しましょう

■押し入れの使い方を見直そう

次に、今ある収納スペースを見直してみましょう。
たとえば、ご自宅にある押し入れをチェックしてみてください。

①押し入れの奥が見えず、何がしまってあるかわからない

②高いところの荷物が取り出しにくい

③荷物の出し入れが大変

④何か取り出そうとすると、荷物のなだれが起きそう

⑤溜まったホコリが気になる

・・・このような症状はありませんか?

押入れが使いづらいのは、次のような問題があるからです。

【押入れのデメリット】

  • 高さの問題

押入れには枕棚や中断が固定されているので、高さに制限があります。そのため、高さが合わない荷物はしまいづらくなってしまいます

  • 奥行き

押入れは布団をしまえるように奥行きを深くしてあるため、荷物を二重、三重に置かなければならなくなり、奥まで上手に使いきれません

押入れには襖があるので半分しか開けられず、押し入れの中も見づらいし、大きな物を出し入れしづらくなります

・・・とはいえ、実は押入れの収納力は抜群です!

1間分の押し入れの中の荷物を6畳間の部屋いっぱいに広げると、およそ膝の高さまで荷物で埋まるくらい大容量の収納力なのです。そのため、工夫次第でとても使い勝手のいい収納スペースに変身させられます。

では、どんなふうに工夫したら押入れを上手に使えるのでしょうか?

・・・それは、収納するものに合わせて、使いやすい高さや奥行きに設置することです。

具体的な解決策としては、次のようなポイントが挙げられます。

【押入れの改造ポイント】

  • 高さ

まずは枕棚や中段を取り外して、高さが変えられるようにしましょう。押入れの中段は、机と同じくらいの高さがあります。

そこまで布団を持ち上げて収納することは、実は体に大きな負担がかかります。そのため、少し低い位置に棚を設置するだけで、

布団の出し入れがとてもラクになります。

  • 奥行き

奥行きは、収納する荷物に合わせて上手く使い分けられるようにします。たとえば、布団の収納部分だけ奥行きを深くして、

そのほかは浅い棚板をL字型に設けることで、ものが見やすく、出し入れしやすい収納スペースになります。

  • 扉の形

扉の形も工夫すると、荷物の出し入れがいっそう便利になります。たとえば、押入れの襖を取り外して、

カーテンやロールスクリーン、折れ戸などにすると、スペース全体を見渡すことができ、物の出し入れが簡単にできるようになります。

■押し入れの改造方法は?

では、押入れに使う棚を、荷物に合った高さ・幅・奥行きに変更するにはどうしたらいいでしょうか?

まず、今ある中段と枕棚を取り外し、新しく棚を取り付けなければなりません。
しかも、荷物に合わせたサイズの棚を取り付けなければならないので、意外と大変な作業です。

そこでおすすめしたいのが、LIXILの収納システム「ヴィータスパネル」です。

「ヴィータスパネル」を活用すれば、使いづらい押入れが、暮らしに合った使いやすい収納スペースに変身します!

詳しくは次回お伝えしますので、どうぞお楽しみに。

LIXILリフォームショップ UTSUMI 店長・岡田

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