以前掲載した「床材の種類について」のなかで無垢材フローリングと複合フローリングについてお話ししましたが、今回は

複合フローリングについて詳しくご説明したいと思います。

複合フローリングとは複数の合板を張り合わせた下地材の表面に天然材やシートを張り合わせたフローリングを指します。

複合フローリングは表面に張り合わせる材質によって分類することが出来ます。

1.挽き板

天然木をのこぎりなどで2ｍｍ程度の厚みに挽いた板を下地材に張り合わせたもの。

表面材の木に厚みを持たせることで無垢材に近い風合いが得られますが、無垢材にみられる反りや狂いがほとんどないのが特徴。

2.突き板

天然木を厚さ0.3ｍｍ～1ｍｍ程度に薄く削り下地材に張り合わせたもの。

天然木を張っているので化粧シートよりも木の質感を楽しめ、かつ価格も挽き板よりお手頃。

3.化粧シート

樹脂やオレフェン、紙などのシートに木目や石目、抽象的な柄などをプリントしたものを下地材に張り合わせたもの。

ナチュラルなインテリアだけでなく、モダンな空間にもあわせることが可能。

色々な機能に特化したものがあり、挽き板／突き板に比べてお手入れがしやすい。

LIXIL ラシッサDフロア

（水や湿気に強い耐水性、滑りに配慮した表面仕上げでペットの足腰の負担を軽減）

複合フローリングでは無垢材のような、調湿作用は望めませんがお手入れのしやすさや、床暖房を入れられるという利点があります。

床材を選ぶ際は、カタログだけではなくサンプルを取り寄せたり実際にショールームに足を運び色味や風合いを確かめ、お手入れやメンテナンス方法も確認しておくことが大切なポイントです。