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薪ストーブの設置について



「薪ストーブのある生活をしてみたい」と思っても、設置には何が必要なのか、どこに置けばよいのか、どれくらい費用がかかるのかが分からず、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。また、薪ストーブは火を扱うもの。ご家族や大切な財産を守り、安心して暮らすために大切なのは、

耐久性と防火性能の高い煙突部材を適切に使用し、長さなどの設置基準を満たすこと。
薪ストーブや煙突の取付け工事は知識と技術のある薪ストーブ専門店に依頼することです。

煙突をDIYで設置することは、知識不足により危険が伴うことがあります。長く安全に薪ストーブを使うには、まずは専門店にご相談いただくとよいでしょう。

ここでは、薪ストーブの設置にかかる費用や基準、そして方法など、薪ストーブの設置に関する基礎知識をご紹介します。お住まいの地域や環境、ライフスタイルなど、暮らし方はさまざまです。そのために、しっかりと薪ストーブの知識を深め、ご自身の家にもマッチする最適なプランを見つけてください。

薪ストーブの設置費用


薪ストーブの設置には、薪ストーブ本体のほかに煙突と、壁や床を守るための炉台が必要です。煙突は煙を吐き出すだけでなく、上昇気流を起こして、新鮮な空気を薪ストーブに取り込む重要な役割をする欠かせないものです。また、火災などが起きないように、しっかりと遮熱工事を行いましょう。

設置費用概算:20万~100万円
本体価格:40万~60万円
煙突部材価格:4万~40万円
炉台価格 工事費用:20万~35万円

薪ストーブを設置するには、
概ね100万円〜160万円と考えておくとよいでしょう。

薪ストーブの設置基準


薪ストーブを設置するためには、国や地方自治体、そして薪ストーブのディーラーが定めているさまざまな基準をクリアしなくてはなりません。ここでは主な設置基準や法令を分かりやすくご紹介します。

■建築基準法施行令 第128条の4第1項

薪ストーブや暖炉、台所のコンロ、風呂釜など、火を使用する室「火気使用室」には天井や壁の仕上げ材料が制限されます。内装制限と呼ばれ、使用できる材料は「準不燃材料」以上です。

◎準不燃材料を定める件(平成12年建設省告示第1401号)

第1 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間建築基準法施行令(以下「令」という。)第108条の2各号に掲げる要件を満たしている建築材料は、次に定めるものとする。

不燃材料のうち通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間令第108条の2各号に掲げる要件を満たしているもの

厚さが 9mm 以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る。)
厚さが 15mm 以上の木毛セメント板
厚さが 9mm 以上の硬質木片セメント板(かさ比重が0.9以上のものに限る。)
厚さが 30mm 以上の木片セメント板(かさ比重が0.5以上のものに限る。)
厚さが 6mm 以上のパルプセメント板

第2 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間令第108条の2第1号及び第2号に掲げる要件を満たしている建築材料は、次に定めるものとする。

不燃材料

第1第2号から第6号までに定めるもの
薪ストーブを設置するために、不燃材料または準不燃材料を使用しなくてはならない範囲は、天板、フロント、横面の面積により算出され、ストーブによってその範囲が変わります。

■「平成21年」追加 交通省告示第225号

平成21年2月27日には「火気使用室」の内装制限が緩和され、決められた範囲の下地や仕上げを「特定不燃材料」で作れば良いとされました。

それまでは、木の板などで仕上げた壁や天井のある部屋では、薪ストーブの設置が認めてもらえませんでした。そのため、ログハウスなどでも設置が可能になりました。

◎特定不燃材料
次の不燃材料のうち、アルミニウムとガラスを除いたもの
コンクリート
れんが

陶磁器質タイル
繊維強化セメント板
厚さが三ミリメートル以上のガラス繊維混入セメント板
厚さが五ミリメートル以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
鉄鋼
アルミニウム
金属板
ガラス
モルタル
しっくい

厚さが十二ミリメートル以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが〇・六ミ リメートル以下のものに限る。)
ロックウール
グラスウール板
※下地と仕上げを特定不燃材料にしなければならない範囲は、薪ストーブの寸法から計算されますので一律ではありません。



■建築基準法施行令第115条|建築物に設ける煙突にも規定があります。煙突の屋上突出部は、屋根面からの垂直距離を60㎝以上とする、煙突は建築物の部分である木材その他の可燃材料から15㎝以上離して設けること、などその内容も多岐に渡りますが、私たちは欧米も参考とした更に厳しい基準を設けています。

■火災予防条例 第5条|薪ストーブを設置するには、不燃材料で作った蓋つきのたき殻受けを付設しなければならないとされています。

薪ストーブを設置するためには、細部にわたってさまざまな規定がありますが、これはすべてクリアしなければ、薪ストーブを安心して使用することはできません。しっかりと規定を守ることで、火災も起こりにくくなり、また起きてしまった場合も被害を最小限に抑えることができるのです。



薪ストーブの設置場所


薪ストーブを設置する場所はどこでもよいわけではありません。設置場所を決めるときに、注意すべきことはたくさんありますが、最も重要なのは煙突を設置する場所です。煙突は煙を吐き出すだけでなく、ドラフト(上昇気流)を起こして、新鮮な空気を薪ストーブに取り込むという重要な役割があります。ですから、煙突の設置場所によって薪ストーブの設置場所が決まるといっても過言ではないでしょう。

煙突はできるだけ屋根の一番高いところに設けるのがおすすめです。屋根の傾斜の低いところですと、雨や雪が降ることによって、水が浸入したり、雪の重みで煙突が傷んでしまうことがあるからです。また、煙突はまっすぐ立ち上げるのがもっとも良い方法です。それは、薪ストーブの本体に燃焼空気を取り入れる力を起こすドラフトの流れがスムーズになるからです。

リフォームなどで薪ストーブを入れる場合は、煙突を天井に抜けないこともあるでしょう。そういった場合は壁を抜いて煙突を曲げて上に伸ばすという方法もあります。煙突が横になってしまっている分ドラフトの効果が落ちますが、屋外に出ているまっすぐな煙突の部分を高くして、ドラフトを起こしやすくすることが必要です。もちろん、新築時でも壁抜きの場合もありますが、考え方は新築時、リフォーム時でも基本は同じです。



|皆さんは薪ストーブを設置するときどのように行うと思いますか?まずは、薪ストーブを置いて、それから煙突を上に積み上げていくと考えるのではないでしょうか。けれども、実際はその逆です。まず、煙突は最初から1本の長いものではありません。いくつもの筒をつなぎ合わせて煙突となりますが、それぞれのパーツがしっかりと接続し、内部の汚れや結露が外に出ないように、設計されています。

薪ストーブを設置する場合、まずは屋根や壁を抜いて煙突を通します。薪ストーブは燃やすと通常煙突の内部は250度以上という高温になり、煙突は伸縮するので、このとき伸縮率約0.5%を考慮して設置されます。そして、薪ストーブに煙突の重みがかかりすぎないように、煙突をつなげて最後に薪ストーブに接続します。

薪ストーブの設置例


薪ストーブの設置の仕方はお客様によってさまざまです。先にあげた法令や安全基準などの決まり事をきちんと守っていれば、お客様の好みで決めることができます。また、薪ストーブ本体の個性、そしてそれを取り巻く炉台の色や素材によっても、お部屋の雰囲気はがらりと変わります。ここでは、さまざまな設置例をご紹介します。ぜひ参考にして、ご自身の薪ストーブを含んだお部屋のイメージを膨らませてください。できれば、薪ストーブを購入する前に、実際に薪ストーブを使用しているお宅にお邪魔して、見せてもらってもよいでしょう。 一覧へ戻る

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