2014年9月から、LIXILリフォームネットに加盟されている株式会社創拓様。
第四回事業再構築補助金の採択を受けられ、水回りリフォーム中心の事業から
リノベーション事業へとシフトされました。
今回は、株式会社創拓の代表取締役 糸野様と、事業再構築補助金申請のご支援をされた
株式会社シードコンサルティング代表取締役 岡田先生によるインタビューを掲載します。
株式会社シードコンサルティング 岡田代表(以下:岡田先生) ー創拓様は歴史もあり、岡山でこれまで8,000件のリフォーム工事の実績がおありで、水回りのリフォーム工事が主だったと思いますが、事業再構築補助金を活用する中で、部分リフォームではなく、新たに“一棟まるごとリフォーム”を事業としてやりたいと思われたきっかけをお聞かせください。
株式会社創拓 代表取締役 糸野様(以下:糸野様) ーこれまでもリノベーションを希望されるお客さまも少なからずいらっしゃいました。ただ、水回りのリフォームは家電量販店の参入もあり、リフォーム店として専門性を高めていきたいという思いや、弊社は不動産業もやっておりましたので、新築をあきらめて中古住宅を購入されるお客さまに対して、しっかりと幅広いリフォーム提案をしていきたいという思いでスタートしました。

岡田先生 ー 創拓様はもともと地域のネットワークもお持ちで、不動産業もやられていましたので、フルリノベーションというのはチャレンジとして、とても素晴らしいと思います。今回、中古物件を購入されて内装のリノベーションをされ、お客さまに実感いただけるスタジオを開設する計画で補助金を採択されたましたが、事業再構築補助金を活用した率直なご感想をお聞かせください。
糸野様 ー 一番感じた事ととしては、計画策定から交付申請、工事、補助金を受給するまで、とても長い道のりだったということです。もともと工事は計画の段階から事前着手できていたので、その分、早く受けとることができましたが、採択を待っていたらもっと遅くなっていたと思います。
岡田先生 ー現在の制度は、事前着手できないことになっているので、創拓様の場合は早めにスタートできてよかったと思います。ショールームとして活用しているこちらのスタジオを開設して、その後、売り上げや営業活動やお客さまの反応など変わったと感じること、メリット・デメリットはどんなことでしょうか?
糸野様ーまず契約単価が上がったこと、契約率が上がったことです。今まで水回りの単品が多かったので単価100万円の案件が中心でしたが、単価500万円の案件が増えてきて、最近ではリノベーション工事で2千万円、3千万の案件も受注できるようになってきました。最初は水回りのリフォームを希望されるお客さまでも、スタジオに来ていただき、“こんなリフォームもできるんですよ“というお話をして、どんどん話が膨らみ、水回り以外の工事を希望されるお客さまも来ていただけるようになりました。
岡田先生ーこれまで、このスタジオができるまではどういったご提案をされていたのでしょうか?
糸野様 ーこれまでは、パースやイメージだけでお話していましたが、スタジオには家具も置き、空間として見ていただいて、VRも活用しながらイメージと組み合わせてお話することで、ご提案のスピードも上がりました。現在は売却してしまいましたが、ここから歩いて2分くらいの場所に、マンションの一室をモデルルームとして持っていた頃は、両方見学していただくというご提案も行っていました。
岡田先生 ー水回りの部分リフォームだけの提案と比べて、空間リノベーションとなると単価も上がりますので、見て触れて実感してもらうことでご成約につながるということは多いにあると思います。こちらのスタジオは家具も展示されていて、一緒に購入もいただけるようですが。
糸野様 ー実際にソファーや家具に値段も記載して、購入していただけるようになっています。リノベーションをしてきれいになったお部屋に、そのまま以前使っていた家具を持ってこられると、どうしてもイメージが変わってしまうんですよね。それだったら一緒に家具もご提案しようということになりました。
岡田先生 ー家具の販売と合わせて、こちらのスタジオは断熱改修や太陽光パネルなどの機能面も訴求できるようになっているとのことですが、そうしたご提案は新しいチャレンジ要素もございます。進捗はいかがでしょうか?
糸野様 ーリフォームのご提案としてさせていただいてますが、やはり金額が高くなりますので、ご採用いただけないこともございます。ご提案は展示ブースを設けたり、大きなディスプレイを設置したコーナーでメーカーさんが作っている説明動画を見ていただいたり、補助金についても紙で説明はせずに、その場でパソコンを使って検索し、現在申請いただける最新情報として説明をしながらご提案をしています。
岡田先生 ー先ほど契約単価や契約率が上がったというお話ございましたが、我々が事業再構築補助金の申請で関わらせていただいた頃は、コロナ禍の真っ最中で落ち込みもあったと思いますが、その頃からの変化や今後の見通しなどもお聞かせください。
糸野様 ーそうですね、特に今期は大きく業績伸ばせる見込みです。コロナの頃については商品が入らなかったりということもありまして単品だけでは難しかったですが、こちらのスタジオを開設していましたので、工期は長くなりましたが売り上げ自体は落とすことはなかったです。
岡田先生 ー再構築、新しい事業は立ち上げの1~2年目は思ったようにいかないことがたくさんあるのが通常だと思いますが、リノベーションへ事業シフトされた際に課題として感じたことや、今後に向けて強化したいことなどございますか?
糸野様 ーまったく異なる事業ではないので、無理なことはありませんでしたが、どうしても人材面で課題はありました。新たに採用を行ったわけではなく、今ある人材でステップアップを図るために、新しい技術やノウハウを身に着ける必要がありました。LIXILさんなどメーカーに協力していただいて研修を行いました。
岡田先生 ー他にも販売・集客、受注の仕方などの変化、課題はいかがでしょう?
糸野様 ーこれまでの集客は、イベントやチラシを配布していて、ここをオープンする際にもチラシで告知を行いました。お客さまからご連絡いただいた際に、事前にしっかりヒヤリングをし、もう一つ本社の方にショールームを設けておりますので、お客さまに合わせて商談場所を提案して、1回目と2回目の商談で使い分けしています。メーカーさんのショールームでも商談はさせていただいてます。
岡田先生 ー中古リノベーション市場、空き家問題なども社会的な課題でありますが、今後の可能性についてどうお考えでしょうか?
糸野様 ーやはり中古住宅は増えていくと思いますので、不動産業もやってますので、所有している不動産も使いながら、複数見学していただき、しっかりフルリノベーションのお手伝いができるようにやっていきたいと思っています。

≪リンク集≫
>株式会社創拓様会社 リノベーションスタジオのパンフレットPDF

>2023年10月24日開催!事業再構築補助金セミナーアーカイブ視聴のご案内
先日開催した、岡田先生のセミナーにて創拓様の事例や、他企業者の事例もご紹介しています。
ぜひアーカイブ視聴をお申し込みいただき、ご視聴ください。

