リフォーム会社との契約、 工事について

引き渡し時の注意点

リフォーム完了後の引き渡し時の注意点について紹介します。

(この記事を読むのに必要な時間は2分)

注意点1:完成検査

リフォームが終了しても、すぐに元の生活がスタートできるわけではありません。
引渡し時には「完成検査(竣工検査)」を忘れずに行いましょう。「完成検査(竣工検査)」とは、引き渡し時の注意点として、実際に生活を始める前にリフォーム会社の担当者から図面または仕様書をもとに説明を受け、依頼した通りにリフォームができているかを確認することです。この検査では「図面通りに仕上がっているか」「契約通りにリフォームされているか」などをチェックします。自分一人では気づかないことや見落しなどもあるので、なるべく住居者全員が立ち合ってチェックするようにしましょう。
また、不具合や傷・汚れなどを発見した場合は「いつまでに・どのように修理してもらうのか」を書面にして取り交わすことで、後々のトラブルを回避できます。

注意点2:機能チェック

リフォーム完了後は、機能面を中心に以下のポイントをしっかりチェックしましょう。

Check point!

機能チェック

  • 契約内容通りに仕上がっているか(色・素材、仕様、寸法、デザイン、機能など)
  • 大きな傷や床のへこみ、壁紙の剥がれなどがないか
  • コンセントの数や電源スイッチの作動、ドアの開閉など、機能面で不具合はないか
  • 給排水やガス、電気系統などの取扱いに不明点はないか(取扱説明書の有無など)
  • 廃棄物の清掃がしっかりされているか(養生に使ったテープなど)

もし不具合を発見したら、出来るだけ早いうちに手直しをしてもらい、改めて完成検査を行いましょう。
最後までしっかりと納得のいく仕上がりになっていることを再確認して「工事完了確認書」を取り交わします。

注意点3:重要書類

リフォーム完了時の引き渡しで、完成検査と並んで大切なものが、重要書類のやりとりです。
完成検査で不具合が見つかり、修理を依頼した後は、引き渡しの際に工事完了確認書が渡されます。
工事完了確認書は、契約内容通りのリフォームが完了したことを示す書類ですので、工事内容に問題がなければ署名・捺印しましょう。確認書で了承する内容には、アフターサービスと保証についても含まれるので、アフターサービスの内容にも納得をした後にサインするようにしましょう。その他にも、引き渡し時に受け取る重要書類としては以下があります。受け取ったかどうかを必ず確認し、手もとになければリフォーム会社に問い合わせましょう。

Check point!

引き渡し時に受け取る重要書類

  • 保証書(設備・機器)
  • 最終図面
  • アフターサービスに関する書類
  • リフォーム中の写真
  • 取り扱い説明書

引き渡し後の書類は、連絡先やサービス内容などの項目をチェックしておくことで、補修してもらえない等のトラブルを防ぐことも出来ます。引き渡しは、リフォーム最後の仕上げです。手間はかかっても、完成検査、重要書類ともに、隅々までしっかりチェックしておきましょう。